そもそも時期的にいつからいつまで暑中見舞いで、いつからが残暑見舞いなのかがわからないと気にせずに出してしまうと非礼にあたらないとも限りません。
特に残暑見舞いは時期を間違えないようにしたいものです。そして返事の仕方にも気をつけるようにしましょう。
ここでは暑中見舞いをもらって、残暑見舞いとして返事を書く仕方について説明します。
暑中見舞いをもらってこちらご返事を出す場合
夏になると年賀状ほどではないですが、暑中見舞いのハガキをもらうこともあるでしょう。そのときの返事の出し方はどのようにしたらいいのでしょうか。
すでに同じようなタイミングでこちらも暑中見舞いを出すこともあります。
そのときは年賀状と同様に返事は出さなくても、すでに暑中見舞いを先方に出しているので問題ありません。
大切なのは、こちらが暑中見舞いを出していないのに、先方から暑中見舞いが届いたときですね。
そのときの返事はどのようにしたいいのでしょうか。
暑中見舞いをもらったときの返事の仕方
暑中見舞いをもらって、返事を書こうと思ったときが残暑に時期だったら、暑中見舞いではなく、残暑見舞いとなります。書き出しは定型文で全く問題ありません。
「残暑お見舞い申し上げます」といった書き出しとなります。
これは定型パターンであり、常套句ですから、他の書き方はないといってもいいでしょう。
反対に違う書き方をしてしまうと、違和感を感じさせることになるので注意してくださいね。定型文は恥ずかしいので使いたくないという配慮は一切不要ですよ。
内容についてはオリジナリティを出してもかまわない
書き出し分はほぼ決まった形となるのですが、内容についてはオリジナリティを出してもかまいません。昨今では年賀状と同じように文言を印刷する場合もあります。
内容は、暑中お見舞いが届いたことへの感謝の言葉も忘れないようにしてください。また、手書きで何か一筆加えるようにするのがマナーです。
是非とも自分の直筆で一筆書くようにしてくださいね。
暑中見舞いと残暑見舞いの時期は?
暑中見舞いも残暑見舞いのハガキも適当に出していいわけではなく、それぞれに適切な時期があります。
多少の日にちのずれがあっても失礼にはなりませんが、大幅にずれてしまうとマナーを疑われることになるので気をつけるようにしてくださいね。
暑中見舞いと残暑見舞いを出す時期に気をつけよう
暑中見舞いと残暑見舞いを出す時期というのは明確に別れています。
これは立秋の時期ですから、8月7日を堺にそれまでは暑中見舞い、それ以降は残暑見舞いと覚えておきましょうね。
多少のずれは問題ありませんが、大幅に立秋が過ぎているのに暑中見舞いというのはマナーに欠けると判断されるので気をつけましょう。
暑中見舞いの返事は残暑見舞い?
暑中見舞いの返事は残暑見舞いという説明書きがを見ることもあるのですが、返事を出す時期が立秋前でしたら、暑中見舞いとなります。もっとも先方がハガキを受け取る時期も考慮したほうがいいでしょう。
受け取り時期が立秋以降になりそうなときは残暑見舞いで出すことになります。一般的に暑中見舞いを8月に入ってから受け取ると、返事は必然的に残暑見舞いになるのでそういう書き方が多いということですね。
残暑見舞いの書き方は?
暑中見舞いを書くことはあっても残暑見舞いを書いたことがないという人もいるかもしれません。特に暑中見舞いの返事で残暑見舞いを書くときは何か作法があるのかなと思ってしまいますよね。
基本的には書き方は暑中見舞いと何ら変わるところはありません。
「暑中」が「残暑」に変わること、それと「暑中お見舞いありがとうございました」といった暑中見舞いをもらったことへの感謝の言葉を忘れないようにしましょうね。
残暑見舞いの内容
残暑見舞いの内容セスが、残暑お見舞いの挨拶と暑中お見舞いへの感謝の後に続ける文言は、相手の近況と安否などの気遣いが基本となります。また、こちらの近況報告も伝えましょう。
そして「今後ともよろしくお願いいたします」というような言葉で締めくくれば問題ありません。
残暑見舞いの注意点
時期をまちがえないようにしましょう。立秋以降に出すと残暑お見舞いですからね。
暑中お見舞いの最後は「平成●●年 盛夏」となるので、残暑お見舞いの最後は「平成●●年 立秋」とでも書きたくなりますが、これは間違いです。
締めくくりは「今後ともよろしく…」という言葉を使いましょう。
まとめ
暑中お見舞いと同じように残暑お見舞いにもちょっとしたルールがあります。最近では印刷した文言を利用することが多く定型化しているのですが、年賀状と同じように何か一筆直筆で書きたいものですね。
華美な言葉を使う必要はなく、日頃の感謝と相手への気遣いなどを随所にちりばめるような言葉を使うと、見栄えの良い暑中お見舞いの返事となります。こちらの近況報告も添えるようにしてくださいね。