少子高齢化が進むとマズイ!福祉にどんな影響を与えるの?

少子高齢化の原因

少子高齢化と聞くと、少し前までは他人事のように考えていた人も多いんじゃないでしょうか。少子高齢化と言っても、重要視しない人も多かったかと思います。

しかし、現時点でも少子高齢化は進み、2060年には25人に1人が65歳以上の高齢者になると言われているのです。

女性の活躍が増えたこと

少子高齢化の原因のひとつとして挙げられているのが、女性が活躍する場が増えたことです。女性側からすれば「は?」と思うようなことかもしれません。

しかし、女性は家庭に入り子供を育て、家事をするという考えが当たり前でした。今は仕事面でも女性が活躍することが多く、家庭を中心としない人も増えたことが少子化の原因と言われているようです

子供を持たない家庭が増えたこと

少子化が進んでいる理由として、子供を持たない家庭が増えたことも挙げられています。

金銭面、時間の余裕など、様々な理由で結婚をしても子供を作らない家庭が増えています。年々そういった家庭が増えていて、少子化に繋がっているのでしょう。

平均寿命が延びたこと

高齢化の原因として、食べ物や医療などが発達して平均寿命が延びたこともあります。

寿命が延びたことはもちろん良いことですが、少子化が進んでいることもあり、高齢者の負担が大きくなっているのです。

少子高齢が与える影響

少子高齢化が与える影響は、さまざまなものがあります。すぐに影響が出るものはなくても、5年、10年となればかなり大きな問題になるものばかりです。

社会保障負担の増大

福祉面の大きな影響として、社会保障負担が大きくなることが挙げられます。

今までは3.5人で支えていた介護面の負担を、1.5人で支えるなど、そういった状況にまで来ているのです。

長生きは良いことなのに、負担が大きくなることで「長生きしたくなかった」と言う高齢者もいるようで悲しくなります。

高齢者の貧困問題

社会保障負担が大きくなることで、高齢者の貧困問題があります。老後資金として貯めていたお金も、予想以上に出費が大きくなり、生活保護を受ける高齢者もいるようです。

少子化の影響は、高齢者の貧困問題を作りだすとして、大きな話題を集めています。

経済面の影響

少子化ということは、経済面が回らなくなります。社会の活性化が出来なくなり、結局、今を生きている人たちに負担がかかるようになってしまうのです。

今の若い人は年金が貰えなくなるんじゃ、という噂も流れていますし、実際どのようになるのか分からないのが現状です。

年金が貰えない、ということはなくても現時点よりかなり少ない金額になるのが予想されています。

その結果、将来貰えないものを支払いたくない、と年金を支払わない人も出てきて更に悪循環に陥っているのです。

少子高齢化の解決策とは

少子高齢化の解決策は、さまざまな面で挙げられていました。

しかし、これといった解決策がないまま現在まで来てしまい、少子高齢化が進んでいるのです。

子供に関する手当を増やす?

子供手当などで、若い人が子供を作りやすくしているのですが、結局そちらをメインにしてしまい、福祉関係の改善がされないまま高齢者から不満が出ています

子供は宝ですが、今まで支えてきた高齢者をおざなりにしてまで手当を増やす必要はあるのか、と考える高齢者が多いようです。

福祉関係を改善する

地方になればなるほど、交通機関が不便になります。電車も1時間に1本、バスは数時間待たないといけないなど、高齢者も車を持たないと生活が成り立たなくなっているのです。

その結果、免許返納を出来ずに車に乗り続け、交通事故を起こしてしまった人も少なくありません。

素人考えですが、高齢者をターゲットにした改善策を実施することで、高齢者の負担もなくなるのではないかと思います。

もちろん、そんな簡単に出来れば今までのうちにしてる!っていうのも分かるんですけどね。

理想と現実は上手くいかないものだな、と少子高齢化問題を見てつくづく思ってしまいます。

子供を作れと言えない

少子化を防ぐためには、生まれてくる子供の数を増やせばいいと簡単に考える人もいます。しかし、国は「少子化を防ごう」と言っても、実際に子育てをする費用、時間を作るのは親なのです。

作れ、と言うのは簡単ですが、その結果ぎりぎりだった生活も成り立たなくなる人もいるため、国としても少子化政策に悩んでいるのが現実でしょう。

まとめ

少子高齢化は、福祉に限らず大きな影響を与えます。どうにかしないといけないと分かっていても、ベストな方法が見つからないため足踏み状態になっています。

少子高齢化という言葉にしても、改善するのは少子化なのか、高齢化なのか、どちらにすればいいのか分からないということでしょう。実際にどちらかを改善しようとすれば、どちらかは後回しになってしまいます

100%の改善はなくても、どちらかが放置されることのない改善策を見つけて欲しいものですね。

少子化高齢化の問題点とは?解決するのは簡単じゃない!?

少子高齢化の問題点とは

少子高齢化の問題点、それはいくつもあります。現時点では大きな問題となっていないかもしれません。しかし、それが「目に見える」ようになってからでは遅いのです。

では、どんな問題があるんでしょうか?

社会保障負担が大きくなる

少子化ということは、現在の少ない若い人たちで高齢者を支えなければいけないということです

支える人数は減っているのに、支えなければいけない人たちは増えていくというのが現状です。

現時点では何とかなっていても、年数が経つにつれて支えきれなくなってしまう時が来るのではないかと心配されています。

社会の活性化が減退する

若い人たちが少なくなることで、社会の活性化が出来なくなります。地方などで高齢化が進み、過疎化してしまった場所も少なくありません。

少子化が進むということは、昔からある場所がなくなってしまうことにも繋がります。

労働力の不足

少子化が進むということは、労働力が減ってしまうことです。働く人が軽減することで社会に大きな影響を与えてしまいます。

普段深く考えていないと、働く人が少なくなるということは考えません。少子高齢化が進むことで、働き手が少なくなり、会社が成り立たなくなる可能性も否定できなくなってしまうのです

少子高齢化は解決出来る?

少子高齢化が悪影響を与えるのであれば、改善すればいいと考える人も多いですよね。改善出来るのであれば、早めに改善した方が悪影響も軽減出来ます。

ただ、これは「命」に関することなので国側も簡単に政策に取りかかれないのが現実です。

少子高齢化は以前から問題とされている

少子高齢化は最近問題視されているように思われがちですが、実はかなり昔から言われていることです。出生人数が少なくなり始め、若い人たちが子育てをしやすいように支援制度も充実してきました。

しかし、子供を育てるということはそんなに簡単なことではないため、なかなか思うように人数が増えません

どちらも重要視するべき案件

少子化と高齢化、どちらも重要視するべきことであり、片方だけどうにかすればいいというものではありません。

少子化を改善しても、生まれた子たちが高齢者を支えてくれるようになるまで20年ほどかかります。

しかし、高齢者を優先しても、少子化が改善されないことには根本的な解決にはなりません。そのため、どちらも重要視するべきことであり、片方だけを優先出来ないのが現状なのです。

解決は簡単ではない

昔から解決に向けて試行錯誤されているのが、少子高齢化問題です。しかし、さまざまな案が出されながらも現時点で根本的な解決には至っていません。

そのため、完全に解決するまでの道のりは決して簡単ではないことが伺えます。

少子高齢化の問題点は簡単に考えてはいけない

少子高齢化問題は、簡単に見られがちですが決して簡単に考えてはいけないものです、少子高齢化を簡単に解決しようと考えてしまうと、他の部分で必ずデメリットが出てきます。

少子化を改善するために、子供に関する支援手当が出た際、福祉に回されるはずだった費用が使われているという噂もあります。

もちろん、これは噂程度であり確証のあることではないので勘違いしないようにしましょう。

単に子供の数を増やせばいいわけではない

少子化なら、子供の数を増やせばいいだけではないかと考える人もいるみたいです。でも、少子化ってそんなに簡単な問題じゃないんですよね。

確かに子供の数が増えれば、将来の高齢者たちは助かります。しかし、少子化政策の一環である子供に対する支援で、かなりのお金がかかってしまうのです。

そのため、単純に子供の数を増やせばいい、という政策を国も取れないのでしょう。

高齢者はこれからも増えていく

少子高齢化が進み、改善策を見いだせないまま時間だけが過ぎていくと高齢者の数が更に増えます。ある意味、現在の状況は底なし沼に足を取られているような感じかもしれませんね。

何かしなければいけないのに、どうすればいいか分からない状態でどんどん沈んでしまう、という状態です。

少子高齢化問題は難しい

少子高齢化問題は簡単に考えてはいけないと書きましたが、難しく考えすぎても立ち往生状態になります。ある意味、今のどんな問題よりも厄介なのかもしれません。

しかし、今後高齢者が増えていく中で何らかの解決策を見出さないと人口のほとんどが高齢者、という事態になりかねません。

まとめ

少子高齢化は問題点が多いため、身動きが取れないのが現状でしょう。どんな政策を実施してもほころびが見えてしまうため、政策を考える人にとっても何を基準にしていいのか分からないのかもしれませんね。

どうにかしなければいけないことでありながら、解決策が見出せず、それが余計に焦らせてしまうのかもしれません。

少子高齢化問題はそれぞれが少しでも考えていくことで、改善の道に繋がるのかもしれませんね。

少子高齢化の原因と対策について初学者でもわかるように説明するよ!

少子高齢化はいまや全世界の関心事です。ここ数十年前からいわれはじめ、いまでは日本の存続にもかかわる重大案件としてクローズアップされている。

ここではその原因と対策について世界と見くらべながら、分かりやすく説明しようと思うんだ。

少子高齢化の原因

そもそも少子高齢化(しょうしこうれいか)とは、少子化と高齢化の2つの現象が同時に進行している状況のことなんだ。

それぞれに原因はあるんだけど、ひきおこす状況や結果が互いに関係していることが多いので、少子高齢化とひとくくりで表現されるんだね。

少子化の原因と背景

少子化とは人口にしめる親世代よりも子世代の人数が少なくなること。

出生率(1人の女性が一生のあいだに産むこどもの数)が水準の「2.1」を下回る状態がつづくことでおきるといわれている。

戦後まもなくは4.32あったのが、いまは1.5前後をちょろちょろしている。

でも出生率そのものが少子化の原因じゃないんだ。出生率をさげた背景や要因が少子化の原因なんだ。

それは結婚や出産にたいする意識が大きく変わってきたこと。

若い世代などの所得ののびなやみや、核家族化などにより、仕事と子育ての両立がむずかしくなってきている現状。

また高学歴を子どもに望む親がふえ、教育費がかさむことを懸念して子どもの数を制限する風潮。

依然としてきびしい女性の就労継続などの不安が背景となり、結婚をためらい結婚しない女性や晩婚が増えているんだ。

それらが出生率をさげ子どもの数が減るおおきな原因になっているようだ。

さらに依然として「未婚の母」や「同棲での出産」がいやがられる傾向があって「子どもは結婚してから生むもの」っていう意識が強い。

欧米じゃ結婚しなくても子どものいる女性はいっぱいいるのに、日本ではほとんどいないんだ。

この日本的意識が少子化をなかなか改善できない一因になっていると思う。

少子化の対策

いま国は子どもを産みやすく育てやすい環境をつくろうってことで、幼児教育を無料にするとか、待機児童をなくすよう保育所をふやそうなどと努力しているんだ。

でもこの対策だけでは根本的な解決にはなっていないようだ。数十年前から少子化が叫ばれているのに、いまだに出生率は1.5前後を低迷して効果が出ていないんだ。

それは「未婚の母」や「結婚しない女性」にたいする環境整備や意識改革によって、

そういう女性の権利をまもり、子どもの数を増やそうという対策は残念ながら日本ではあまり行われていないのが現状と思う。

また働く女性の育児環境、産児休暇とうも含めての企業の理解もまだまだのような気がするんだ。

1-3.世界の少子化対策の成功例①スウェーデン

北欧のスウェーデンでは出生率が1980年代に1.6台にまで低下し、

女性および低所得者層への社会制度を見直し、各種手当の導入を行うことで1990年代前半に出生率が2をこえ、多くの先進国のモデルケースとなったんだ。その対策は

◆育児休業制度「両親保険」休業直前の80%の所得を1年半保証する。

◆「スピードプレミアム」2年半以内に次の子を産むと、先の子の出産の休業直前の所得の80%が再び保障される。

◆児童手当:子ども一人当たり月額約1万1千円が16才まで給付される。

◆義務教育もちろん、高校、大学も授業料は無料。

◆妊娠、出産にかかわる費用は無料、子どもの医療もほとんどの自治体で歯科も含めて無料。

わずか10年で0.4ポイントもあげるなんてほんとすごいよね。

1-4.世界の少子化対策の成功例②フランス

フランスでは、1994年に出生率が1.65にまで落ちこみ早急に取りくんだ結果、順調に回復し2003年には1.89まで回復したんだ。

このスピードもすごいよね。どんな対策かっていうと

◆妊娠・出産にかかる全ての費用について保険が適用される

◆乳幼児手当:子供1人当たり(妊娠5ヶ月〜生後3才まで)毎月約2万3千円を支給

◆家族手当:子どもが2人で毎月約1万6千円、1人増えるごとに月約2万6百円追加支給、さらに成長にあわせて11〜16才約4千5百円、16才以上約8千円が20になるまで加算支給される

◆新学期手当(小学生以上):約2万9千円が毎年支給される

◆双子もしくは子ども3人以上いる場合は家事を代行してくれるベビーシッターを格安で派遣(週1〜2回)してくれる

◆片親手当:子ども1人当たり月額約7万6千円、1人増えるごとに1万9千円加算支給

◆教育費:幼稚園〜大学まで授業料は無料、教科書も無料貸与。

教育費はタダどうぜん、かかるのは給食費とクラブ活動費くらいなものなんだね。

その他の国の少子化対策

イギリスでは出産費用は無料、公立学校の学費も、医療費も無料で子育てにほとんどお金がかからないんだ。

また子供がいる家族には税金の返還(毎月)まであるんだよ。

またオランダにはシングルマザーを支援する制度や、婚姻届をしないカップルや、同性同士のカップルなどが子供を育てることを認める制度まであるんだ。

日本でも少子化担当大臣をもうけて努力しているけど、ヨーロッパの国とくらべるとずいぶん大きな差があるように見えるね。

高齢化の原因と対策

高齢化とは人口にしめる65才以上の高齢者の割合がふえること。これも世界各国でおきている現象で、早くから予測されていたことなんだ。

だって医療が進歩して生活環境や衛生状態がよくなれば、平均寿命がのび高齢者がおおくなるのは当たりまえでしょ。

だからゆっくりと進む高齢化には、その生活環境の整備など、あるていど予測でき対策がまにあうのでそんなに問題ではなかったんだ。

ところが少子化が重なると、一気に高齢化のスピードがあがり、対策が追いつかなくなっちゃうんだ。

だから高齢化の最大の原因は少子化、つまり最大の対策は少子化を食い止めることなんだね。

そこで少子化と高齢化を、少子高齢化として同時に平行して対策を考えるひつようがあるってわけなのさ。

高齢化のスピード

高齢化のスピードをはかる目安として高齢化率(65才以上の老年者の数が、総人口にたいしてどのくらいの割合かを%で表したもの)っていうのがある。

ちなみに日本の高齢化率は約29%で、3人にひとりが高齢者の世界一の超高齢化社会なんだよ。

また高齢化のスピードをあらわすのに、高齢化率7%から14%になるまで何年かかったかで計るほうほうがあるんだ。

そのスピードを世界の先進国と比べてみるとフランスは115年、スウェーデンが85年、イギリスが47年、ドイツが40年、

日本はたった24年でイギリスの半分、フランスのなんと5分の1のスピードなんだよ。

つまり高齢化のスピードでも世界トップってことなんだ。

戦後のベビーブームが作った人口のゆがみ、その団塊の世代が高齢者になり、少子化が追い打ちをかけ急速に進んだ超高齢化社会の日本。

だからなかなか対策がそのスピードにおいつけないんだ。

まとめ

少子高齢化の原因はわかっても対策が追いつかない日本。ヨーロッパの成功例をみて、あのくらい大胆に思い切った対策をしないとできないことがよくわかったよね。

それじゃあどうして日本にはできないの?財政面とか歴史とかそれぞれの国で事情はちがうけど、まず社会福祉にたいする意識のちがいがひとつ。

ひとはだれでも長く生きたいんだ。でも寝たきりで動くこともできないで、ただ寿命だけが延びるのはごめんだよね。

医療のありかたでも技術の進歩と命を延ばすことに目を向けすぎた日本。

豊かで元気で楽しい老後の、社会環境をつくることにあまり力を入れていない日本。

少子高齢化は数十年単位の長期でとりくまなければ成果はえられないんだ。

それなのに自分の任期のあいだに成果を上げて、次の選挙に当選することを優先する議員たち。

それでは大胆で思い切った政策はうちだせないよね。

思い切った政策には財源が必要なのはわかるけど、ヨーロッパの成功例のような、ゆたかな社会福祉が受けられるなら消費税があがっても国民は納得するとおもうよ。

たとえ批判を受けても、次の選挙がどうなっても、将来の日本のためならばってかんがえる、勇気のある政治家が出てくるのを期待して話しをおわりにします!

少子高齢化の影響〜医療や日本はどうなる?わかりやすく解説するよ

医療は若者にとっても、働きざかりのひとにとっても、とくに収入がへっても医者に通うことがふえる高齢者にとっては生活に直接ひびく身近なもんだいだよね。

また少子高齢化がつづくと、将来の日本にはどんな影響がでてくるのかいちばん気になることだよね。そのへんをザックリとわかりやすく解説したいと思うんだ。

少子高齢化と医療

テレビやメディアでよく耳にする少子高齢化。

これは出生率の低下などで子どもの数がへってしまう少子化と、医療の進歩などで平均寿命がのびて65才以上の高齢者が増える高齢化が、同時にすすんだ社会のことをいうんだ。

またこの社会現象は医療にもおおきく影響していろんな問題がいまクローズアップされているんだ。

保険医療制度

日本のばあい会社に勤めるひとは健康保険(給与等から天引きされる)に、

会社つとめじゃない自由業等のひとは国民健康保険に、ほとんどの国民はどちらかに加入しているよね。

その保険医療制度のおかげで医者にかかったとき個人ではらう金額は(高齢者をのぞいて)じっさいの医療費の3割で、70〜74才は2割、75才以上は1割ですむ。

残りの医療費9割〜7割は保険(税金)から支払われるいるんだ。ところが少子高齢化の影響でこの制度そのものの存続があぶなくなってきた。

この保険(税金)は生産年齢(20〜64才)のひとたちが支払う保険料でまかなわれているんけど、少子化によりその数が減ってきてしまった。

また高齢者はなんらかの病気をもつことがおおく病院に行くことが多い。つまり高齢者がおおくなることは医療費がどんどん大きくなるってことだよね。

入ってくる保険料より出てゆく税金のほうが大ききければ誰がみたって赤字だよ。

じつは過去にも何度か保険医療制度の見直しはされているんだ。おぼえているひともいると思うけど健康保険の個人負担額は一割の時があったんだ。

それじゃあ成り立たなくなってきたんで今は3割になったんだよ。また今1〜2割の高齢者も一時期70才以上は無料だったんだ。

介護保険制度

高齢者がふえ平均寿命がのびたことで医療現場もかわってきた。

医療の進歩によって、皮肉にも高齢者が日常生活をひとりで送れない状態になってから、終末をむかえるまでの期間がのびてしまった。

それまでの病気を「なおす」命を「すくう」というだけじゃなく、治療にくわえて介護がひつようとされてきたんだ。

そのために2000年(平成12年)から介護保険制度が導入され、40才になったその月からすべての人が加入して保険料を払うことになったんだ。

それまでの医療ではできなかった介護のサービスが受けられるようになったのは良いことだけど、

健康保険に上乗せされる(年金受給者は年金より天引き)保険料は、やはり個人の負担をふやすことにはなるんだ。

40才からっていうのは妥当な年だね。働き盛りだけど、そろそろ老後の不安もででくる年齢、

ひょっとしたら将来介護を受けるかも知れないから今から保険料を負担するってことで納得するかもね。

まあこれで健康保険制度の支出をすこしでも軽くできるのならしかたがないか。

しかしこの制度も少子高齢化によって黄色信号なんだ。介護されるがわ(高齢者)がどんどんふえ、介護するがわ(若い世代)の人数がたりない。

保険料と税金でまかなっている財政面も何とかしなきゃならない状況にきているんだ。

国がおこなっている方策

いちばん安易でカンタンな方法は、保険料の値上げか個人負担の引き上げなんだけど、

これは個人の経済をあっぱくして、晩婚や不安から子どもを産まない・少子化をさらに増幅して逆効果にもなりかねない、だから慎重にやらないといけないんだ。

それから医療費そのものをおさえる方策として、「むだな医療行為の削減・合理化」=過剰な投薬をへらしたり重複の検査をなるべくしないことを推奨している。

また先進医薬品にくらべて安いジェネリック医薬品(特許が切れた薬を、他の製薬会社が同じ有効成分でつくった薬)をつかうようすすめているんだ。

しかしこれにも問題があって、医療費をおさえるってことは医者の収入が少なくなり、製薬会社や病院の経営にも影響がでてしまうよね。

将来医者や病院の数が減っちゃったら大変、そこをクリアしなきゃならないんだ。

また病気にならないための予防医療(健康診断・保健指導)や地域ぐるみで患者のケア・医療・介護を見守るかたちづくりもすすめているんだ。

日本の少子高齢化の特徴

いま世界の先進国はほとんど少子高齢化社会になっているんだ。その背景には第二次世界大戦とその後のベビーブームにあるんだ。

ベビーブームは他の国でもおきた現象なんだけど、日本の場合は極端で当時の総人口の10%にあたる800万人の子どもが3年間のベビーブーム(団塊の世代)に生まれ、

その団塊の世代が親になってまた第2次ベビーブームがおきたんだ。

そのたびに日本の人口は大きく増えたんだけど、経済成長とその反動でこんどは極端な少子化(子どもをたくさん産まない)がおきてしまったんだ。

団塊の世代が高齢者になった今、また医療の進歩とうで平均寿命は世界のトップクラス、そんなことが要因で日本は超高齢化社会になっちゃたんだ。

65才以上の老年者の数が、総人口にたいしてどのくらいの割合かを%(パーセンテージ)で表したのを高齢化率っていうんだが、

日本の高齢化率は2020年には29.1%になるって予想され、この数値はなんと世界最高なんだよ。

また高齢化のスピードをあらわすのに、高齢化率7%から14%になるまで何年かかったかで計るほうほうがあるんだ。

そのほうほうでくらべてみるとフランスは115年、スウェーデンが85年、イギリスが47年、ドイツが40年、

日本はなんとたったの24年でイギリスの半分、フランスのなんと5分の1なんだよ。

つまり高齢化のスピードでも世界トップってことなんだ。

少子高齢化で将来の日本は?

この世界一のスピードで進んでいくと2035年には高齢化率は33.4%になると予想されているんだ。

つまり日本は3人にひとりは高齢者って国になっちゃうんだよ。

そうなると医療だけじゃなく年金はもちろん社会福祉や生活のしかた、経済などにも色んな影響がでてくるって想像できるとおもうんだ。

高齢者のなかにはまだまだ元気ではたらく意欲のあるひともいるとおもうけど、若者のように俊敏(しゅんびん)には動けないし、力も落ちてくる。

でももし人口の3分の1が仕事からリタイアしてしまったら日本の経済は落ち込んでしまうよね。

いまどんどん建てている高層ビルだって、はたして高齢者に適した環境なんだろうか。ひょっとしたら将来、無用の長物になる高層ビルもなかにはでてくるんじゃないかな。

はたらく環境や仕事のないようも根本から考えなおさなきゃならない時代がくるかも知れない。

運転に不安な高齢者がふえれば、自動車そのもののありかた、また電車やバスなどの公共交通機関もいまのままでいいんだろうか?

少子化によるプラス面

不安なマイナス面の話しがおおかったけど、じつはプラス面もあるんだよ。

2004年をピークに人口は減少、1億3千万弱あったのが2050年には9500万人、2100年には5千万人弱まで減るって予想されているんだ。

人口が減るってことは食料問題にとってはプラスになるかもしれないんだ。

いま日本の食料自給率(国内の食料しょうひが自国の生産でどのていどまかなえているかの%)はカロリーベースで38%、生産額ベースでは68%しかないんだ。

ようするに自国の生産だけでは足りないので輸入でおぎなっている状態ってこと。この自給率は先進国のなかでは最低レベルなんだよ。

狭い国土のなかに密度の高い人口が住んでいる日本にとって、広さに見合った人口になることは食料の自給率をあげる可能性がふえるってことなんだ。

人口が減れば生産するひとの数も減るけど、そこは優秀な技術力とスキルでのりこえられると思うんだ。

まとめ

少子高齢化は医療だけでなく、日本の将来にもいろんなかたちで影響することがわかったとおもうんだ。

しょうじきいって不安要素はいっぱいあるよ、でもなんとかしなきゃいけないんだよ。

世界中でかかえる問題なんだけど、じつは世界中が日本に注目しているんだ。

戦後ほんの短い期間で復興をし、世界の経済大国になった日本。

世界のどの国も経験したことのない「長寿大国」の道を走りつづけている日本が少子高齢化をどうやってのりきるか、期待を込めてみまもっているんだよ。

技術力・忍耐力・創造力のたかさでその期待に応えようじゃないか。

少子高齢化の問題点〜社会人になる若者にもわかる様に簡単に解説するよ

少子高齢化ってメディア等でよく耳にするよね。社会人になりたての若者や、これから社会人になるひとにとって、どんな問題点があるんだろう。

今すぐには関係ないっておもっていても、将来には必ずかかわってくる問題なんだよ。

問題点とはいったい何?

会社に入って始めてもらう給料、じぶんで稼いだお金だからうれしいよね。

ちょっとその給与明細をみてみると、基本給があってそこから税金、厚生年金、健康保険、雇用保険、住民税(これは翌年から)などが差し引かれた残りが手取り金額。

ずいぶん色々引かれるんだって感じたと思うんだ。会社によっては多少ちがうけど、だいたい一般的に引かれるものをあげてみた。

そのなかで少子高齢化ととくに関係するものをこれからはなしてみようと思う。

厚生年金保険とは

厚生年金保険は社会人になったときから積み立てていって、将来じぶんが高齢になった時に年金としてもらえるお金。

積立貯金のようなものだけど、貯金は積み立てた金額に利息をプラスしたお金ぜんぶを満期(時期は自分で決められ、途中解約もできる)になればもらえるけど、

年金は65才(申請すれば60才〜)にならないともらえないんだ。

また一括でぜんぶはもらえないけど、2ヶ月ごとに一生涯(死亡するまで)支給を国が保証している制度なんだ。

だから積み立てた金額より多くもらえる場合もあれば、少ないこともある。ようするに長く生きすれば得をするけど早く死んでしまえば損をするってしくみなんだ。

また貯金は途中でやめられるけど、年金はじぶんの意志ではやめられないんだ。

もしも会社を辞めたらこんどは国民年金保険に入らなきゃいけないって法律で決められているんだよ。

ようするに社会人になったときから高齢者になるまで、基本的にはズウ〜ット保険料をおさめ続けなきゃならないんだ。

年金の問題点

よく勘違いをしているのは、若い頃に積み立てたお金が老後にもどってくるのが年金だと思っていること。

じつは払っている保険料のお金で、いま65才以上の高齢者の年金を支払っているんだよ。

ようするに今若者が払っているお金は将来の自分のためじゃなく、いま高齢になっているひとたちを扶養するためのお金だってこと。

そのしくみのせいで年金制度に少子高齢化が問題になってくるんだ。

少子化によって若い世代の数が減り、高齢化により65才以上のひとがふえる・つまり払うほうが減って、もらうほうが増えればお金のバランスが崩れるのはあたりまえだよね。

年金の保険料を高くするか、年金の給付金額を下げるか、または給付開始の年齢(現行65才)を遅くらせるかしないとバランスがとれなくなっちゃう。

ひょっとすると給料から引かれる年金保険料が今よりたかくなるかも、将来うけとれる年金が思っている以上に少なくなっちゃうかも、

また65からもらえると思っていたのが70才からになっちゃうかも知れないんだよ。

健康保険とは

健康保険とは病気やケガをして治療したときに、医者や病院に払うお金の負担をかるくする医療保険。

たとえば治療費が1000円だとすると7割の700円を国(税金と保険)が払ってくれるので、個人の負担は3割の300円ですむんだ。

でもいつ何10万も治療費がかかる大きな病気やケガをするかわからないよね。

いざというその時のためにそなえて入る国の保険なんだ。学生時代までは扶養家族ということで、親が保険料を払っているので自分ではらう必要はなかった。

でも社会人になるとこんどは自分で保険料を払わなきゃならない、それが毎月給料から引かれている健康保険料なんだ。

また個人の負担額は70〜74才は2割、75才以上は1割っていうように高齢になればなるほど減額されるしくみになっている。

健康保険の問題点

もう気がついたひともいると思う。高齢になればなるほど負担率が少ないってことは、国が支払う割合が8割から9割とふえるってことだよね。

高齢者ほど病気にかかるリスクは大きいし、持病をもつことも多い。医者や病院に行く回数は若者よりずっと多いはず。

高齢者の数が増えれば国(税金と保険料)の支出もどんどん増えていく。税金と保険料を払っているのはあなたがた社会人(働くひと)だよね。

ようするに年金とおなじバランスの問題をかかえてるってこと。

それを解消する安易な方法は、保険料を値上げするか個人負担率を上げるかなんだけど、保険料を上げれば若者の経済を圧迫してしまう。

負担率をあげれば収入の少ない高齢者の生活がくるしくなる。政府も国民もあたまをかかえる問題なんだ。

問題点解消の方策は

少子高齢化をとめれば良いんだけど、ひとは誰でも年を取る、あなた自身も将来はかならず高齢になる。

それじゃ子どもをたくさん産めばっていうかも知れないけど、少子化をとめるにはずうっと子どもを増やし続けなければならない。

そうすると総人口がどんどん増えて、こんどは食料や資源・エネルギー不足が問題になってくる。

一時的な子どもの増加だと戦後のベビーブームのように、ゆがんだ人口構造になって新たな高齢化をつくってしまう。

うまれた子どもが働く社会人になるには約20年はかかるんだよ。つまり問題の解決には相当に長いスパンで、いろんな状況をそうていした慎重な計画が必要ってことなんだ。

といってもとりあえずなんとか少子高齢化を遅らせる方策を考えなきゃいけないよな。

いま国がすすめている方策

まず健康保険のお金のバランスを解消するために、医療費そのものをおさえようと考えているんだ。

「むだな医療行為の削減・合理化」=過剰な投薬をへらしたり重複の検査をなるべくしないことを推奨。

また先進医薬品にくらべて安いジェネリック医薬品(特許が切れた薬を、他の製薬会社が同じ有効成分でつくった薬)をつかうようすすめているんだ。

しかしこれにも問題があって、医療費をおさえるってことは医者の収入が少なくなり、製薬会社や病院の経営にも影響がでてしまうよね。

将来医者や病院の数が減っちゃったら大変、そこをクリアしなきゃならないんだ。

また病気にならないための予防医療(健康診断・保健指導)や地域ぐるみで患者のケア・医療・介護を見守るかたちづくりもすすめているんだ。

少子化対策として子育て支援がおこなわれている。子どもを産みやすく育てやすい環境をつくろうってことで、

幼児教育を無料にする、待機児童をなくすよう保育所をふやそうなどと努力しているが、その財源をどうするかでもめているのも事実なんだ。

でもこの方策は出生率(1人の女性が一生のあいだに産むこどもの数)をあげるためなんだね。

でも少子化の問題は出生率だけじゃなく、結婚しない人の割合が増加したことにもあるんだよ。

まとめ

少子高齢化の問題点は年金や医療だけじゃなく人口、食料、エネルギー、働く環境、公共交通、建物、意識、スポーツ、娯楽などさまざまなものに問題をおとしているんだ。

社会人になりたての若者にとっても人ごとじゃない問題なんだね。

戦後ほんの短い期間で復興をし、世界の経済大国になった日本。

世界のどの国も経験したことのない「長寿大国」の道を走りつづけている日本が少子高齢化をどうやってのりきるか、じつは世界中が期待を込めてみまもっているんだよ。

その期待をなうのはあなたがた若者かもしれないね!