反対に子供が夏休みに暑中見舞いを出したいと言ってきたら、親としても暑中見舞いの書き方をきちんと教えてあげなくてはいけません。
どのような内容にするのか、子供が暑中見舞いを出したい相手が友達なのか目上の人なのかで、その内容も変わってくるのでしっかりと教えてあげなくてはいけませんよね。
暑中見舞いが子供に届いたら…
暑中見舞いが子供に届いたら返事はどのようにしたらいいのでしょうか。これは少し迷ってしまうかもしれません。
友達から暑中見舞いが届くということも無きにしも非ずです。実際には先方の親がけしかけたりするのかもしれませんが、暑中見舞いが来た以上返事をださないわけにもいかないでしょう。
当然、こういったことはそんなにないことですから、もらった子供としても大喜びとなりますよね。そうなるとやはり返事は書かなくてはいけません。
暑中見舞いの返事は親が出すそれとも子供?
子供に暑中見舞いが届いたのですから、その返事は子供が出すのがマナーです。これも勉強だと思って子供に暑中見舞いの返事を書かせてあげてくださいね。
おそらく、年賀状のやりとりは友達同士でもしているでしょうから、それとあまり変わらないといった説明を親のほうからしてもいいでしょう。
しかし、年賀状と違って元日に一気に届くようなものではありませんから、そのあたりはしっかりと説明したほうがいいでしょう。
子供とはいえ失礼がないように
年賀状は友達同士でわいわいやっているのかもしれませんが、暑中見舞いのほうはしっかりと親が管理しているものです。先方の子供も暑中見舞いの書き方などを親に習ったはずです。
そうなると、返事を出す側としてもしっかりとマナーを守った返事にしたいですよね。
暑中見舞いが届くのは8月初旬
暑中見舞いが届くのは8月に入ってすぐくらいのことが多いです。暑中見舞いは暑い盛りに届くように出してくるのでそのくらいになります。
そして、すぐに立秋となります。立秋は8月7日頃ですから、暑中見舞いの返事は暑中見舞いではなく残暑見舞いとなることに注意してください。
相手に届く頃は立秋を過ぎていることが多いからです。そして、8月一杯までにとどくようにしましょうね。
暑中見舞いの返事の書き方
暑中見舞いの返事の書き方を子供に教えましょう。実際に暑中見舞いにしても残暑見舞いにしても、最初の挨拶は定型化しているので、「残暑お見舞い申し上げます」という書き出しで大丈夫です。
子供だからもっと砕けた感じでもいいのでは?と思いがちですが、ここは形式的なものですから、定型文で問題ありません。砕けた文言は時候の挨拶の後、締めくくりの文章の前に入れるくらいでいいですよ。
基本をしっかりと教える
子供が子供に書くのだから好きに書かせよう…という方針もいいのですが、それは普通のハガキのやり取りで済ますことができます。
暑中見舞い・残暑見舞いですから形式がかったものですが基本に忠実に書くようにしたいものです。
冒頭の挨拶から、時候の挨拶、夏休みの近況報告、先方を気遣う、締めくくりの挨拶といった形で大人が書くのと何ら変わりはありません。近況報告と気遣いの部分で子供の言葉を使ってもいいですよね。
目上の人から暑中見舞いをもらったら
子供あてに目上の人から暑中見舞いをもらうこともあるでしょう。おじいさんやおばあさんからもらう場合もあるでしょうし、中には先生から暑中見舞いをもらった、なんてこともあるかもしれません。
そういった場合は、子供同士の暑中見舞い・残暑見舞いのやり取りよりも緊張することでしょう。ここはしっかりと親が目を光らせて失礼のないような返事を書かせるようにしてください。
目上の人に返事をする時の注意点
子供だから大目に見てくれるだろうという考えもあります。
確かにその通りなのですが、これも貴重な社会勉強ですし、やはり目上の人ですから、ため口的な返事ではなく、きちんと敬語を使った言葉で返事を書くように教えてあげてくださいね。
長い夏休みのアクセントとして
長い夏休みは子供にとっても中だるみが続くときでもあります。そんなときに暑中見舞いが届くのはとても良い機会です。これから大人になるときの良い教育にもなるでしょう。
暑中見舞いの返事もめんどくさがらずに、夏休みの一つのアクセントとしてしっかりと返事を書かせてあげてくださいね。
まとめ
普段したことのない暑中見舞いと残暑見舞いです。子供にとっては緊張するものかもしれませんが、これも良い社会勉強の一つです。
これから長い人生で暑中見舞いと残暑見舞いを子供のうちから書き方の練習をしておくのは、後々の良い思い出になることは間違いないですよ。
子供のときの経験というのは大人になっても忘れないことが多いですから、しっかりと基本に則った暑中見舞いの返事を教えてあげてくださいね。