会社や職場のなかの人間関係、プライベートでの人間関係、いろいろあると思うんだ。
ちょっとそのまえにサブタイトルに「プライベートは切り離すべき」ってあるんだけど、さいごに?マークをつけてごらん、意味がぜんぜん変ってくるよね。
また?マークをつけなくても、疑問文にもとれるんだ。
そのくらいちょっとしたことで変るってこと。そんなじゅうなんな気持ちで人間関係とプライベートを考えてみたいと思うんだ。
人間関係とは
人はひとりでは生きてゆけない。いや、わたしはだれの助けもなしで、だれとも関わらずにやっていく自信があるっていう人がいるかも知れない。
そんな人でも、いままでいろいろと関わってきたはずなんだ。
無視しないで
人生でいちばんさいしょに関係をもつのが親。まだことばはしゃべれないけどボディ・ランゲージや泣くことで伝えあったはず。
つぎが兄弟姉妹(ひとりっ子のばあいもあるけど)、そして保育園や幼稚園ではじめて家族いがいのひととかかわり、学校にあがるようになって、友だちや先生とのかかわりができるんだ。
その関係の善し悪しはべつとして、とにかくだれもがそうやって人間関係を経験してきているはずなんだよ。
いまは直接かんけいない話しと思っても、無視しないで、こころのどこかに止めておくといいと思うよ。
アンケート
あるアンケートで「職場で友だちと呼べる人は何人いますか?」ってきいたら「0」ってこたえた人が60%を超えたっていうんだ、びっくりだよ。
友達というより同僚って感じの人がおおい。うわべだけの人が多いから。同期だけは仲がいいんだけど、などなど。
これが全部ではないにしてもアンケートの結果から見ると、職場とプライベートを切り離して考えてる人がおおいように思えるよね。
同期の人は同じ年代で育ってきたから、共通する話題もおおく付き合いやすい。
でも、それぞれちがう境遇、それぞれにちがう「無視できない」経験をしてきているから、おなじ年代でも価値観や考えかたがちがうのは当たりまえなんだね。
だからアンケートの結果「0」が60%超えってのもうなずけるんだけど・・・・・・・
「?」をつける、つけない?
もうすこし見方をかえて考えてみよう。「仲のよい同僚がいても、それほんとうに友だちって呼べる?」って聞かれたら、あなたは何てこたえる?
う〜ん楽しく仕事はできるんだけど、それは職場でのこと「友だち」とは言えないかも・・・ってこたえるかもね。
質問のされかたひとつでこたえが変っちゃうんだ。まえに「?マーク」をつけるつけない、ちょっとしたことで意味はぜんぜん変るってこと話したよね。
人間関係でもおなじこと。仲のよい同僚は職場でのこと「友だち」じゃないんだって思うと、以前とは接し方が変っちゃうかも知れない。
またぎゃくに、ふだんはあまり付き合いはないんだけど、自分が仕事でこまったとき親身になって考え助けれくれる同僚.。
〜これがほんとの友情なんじゃない・・・なんていわれると、そうかもなんて思っちゃうんだよね。
責任(義務)と打算
社会人になって、いろんな人間関係でとまどう人がおおいと思うんだ。
学生時代には何も気にせず気の合うなかまと付き合えば良かったけど、職場では苦手な先輩でも、いやな上司でも仕事が絡むから付き合わなきゃならない。
会社が終って飲みにさそわれることもあるよね。気が進まないけど、ことわって明日会社で気まずくなるよりはと思ってがまんして参加する、
またぎゃくに仕事のぐちや上司の悪口を酒のさかなにストレスを発散させるってこともあるよね。
どっちにしても学生時代とはどっかちがうんだよな〜、集まったメンバーがちがうから?友だち同士と職場のなかまでは人間関係がちがうから?
それはたぶん不安と打算があるか無いかのちがいなんだと思うんだ。
むかし(学生のころ)は次の日にどうなるなんて気にしないで、飲んだり、しゃべったり、行動してたとおもうんだ。
でも社会人になると、こんなことしゃべって目を付けられると嫌だな〜、明日にさしつかえるんじゃないかな〜、ここでいいとこを見せれば仕事で認められるんじゃないかな〜
なんて、ついつい(無意識かも知れないけど)考えちゃうんじゃないだろうか。それは大人の責任ができたともいえるけど、打算的になったとも言えるんじゃないかな。
この責任と打算が人間関係とプライベートを考えるキーワードになるとおもうんだ。
プライベートとは
プライベートっていうと、趣味、ゲーム、スポーツ、釣り、旅行、デート、レストランでの食事、友だちとの飲み会、ライブや映画、読書、じぶんの時間・・・etc. ひとそれぞれ、いろいろと浮かんでくるとおもう。
じぶんひとりで出来るものもあれば、ひとりじゃ面白くないものもあるよね。でもぜんぶに共通して会社や職場と関係のないものが多いのはなぜなの?
職場とプライベートは切り離すべき
プライベートはじぶんの時間、そこに仕事をもちこんだらストレスがたまっておかしくなっちゃうよ!職場とプライベートは切り離すべきっておもう人が多いとおもうんだ。
こんなはなしを聞いたことがある。
「仕事は仕事、プライベートは別とわりきっています。残業があるときもありますが、いつも早く終えるようにしてさっさと片付けて帰ります。上司や仲間よりも仕事をやり、なおかつ早くすませるようにして、はやく帰る。あとはじぶんの時間を楽しんでいます。」
このひとは職場とプライベートを完全に切り離して、じぶんの時間でストレスを解消、リフレッシュして明日の仕事につなげてるんだね。
ここまで徹底できれば素晴らしいんだけど、なかなかそう出来ないのが現実なんだよね。
趣味と仕事のちがい
たとえば陶芸(焼き物)が趣味のひとが、粘土をこねたり、あつい釜で焼いたり、技術を学ぼうと勉強することでストレスがたまりますか?
ストレスがたまるんじゃ趣味にならないよね。それは不安やプレッシャーがないから、まえにキーワードっていった「責任と打算」がないからなんだ。
ところが職場では、「責任と打算」からくる不安とプレッシャーがストレスになってしまうんだ。じゃあそのちがいは?
趣味は好きなことを自分の意志でやってるからなんだ。
職場とプライベートは切り離すべき?
こんなことをアドバイスしてくれるひとがいるんだ。
「仕事をやらされていると思うからいけないんだ。じぶんから積極的に目のまえのことに取り組んで、じぶんから進んで片付けるつもりでやってごらん。しごとを面白くしちゃえばいいんだよ!」。
またこんなことも「仕事を面白くするには、人間関係〜よい仲間づくり」が必要。
そのためには仕事以外のプライベートでも、共通の趣味をみつけて交流をふかめる機会を、じぶんから仕掛けて理解し合うことがたいせつ。
人間関係はめんどくさいけど時間をかけて築いていくもの、いつかは仲間もふえて、仕事においても上下関係なく助け合えるかけがえのない人たちとなり、仕事が楽しくなり、さらに人生がゆたかになるんだよ。」
さっきとはまるで反対じゃない?「職場とプライベートは切り離すべき」っていったり「プライベートを職場の仲間と共有すべき」っていったり、
これじゃどうすればいいのかかえって迷っちゃうよ!そ〜だね〜、それではその答えを次でまとめてみましょう。
まとめ
仕事をさっさと終えてかえってしまう「プライベートをたのしむ派」と、プライベートを仲間と共有して「仕事をおもしろくする派」では、まったく正反対のようにみえるけど、じつは同じことをいってるんだよ。
どちらにも共通しているのはストレスをためないってこと。さっさと終えて帰る派のひとも、仕事をやらされていると思ってないんだ。
だからひとよりも多い仕事量を、じぶんから進んで効率よくサッとこなして早く帰っちゃうんだ。
だれでも他人から押し付けられることはいやなんだ。
「こうするのがベストだよ」っていわれたからやったのに、ちっとも効果があがらない、信じてそんしちゃった。他人に決められたことはストレスになっちゃうんだよね。
ようするに「答え」は、「職場とプライベートは切り離すべき」か「プライベートを仲間と共有すべき」かを決めるのも、じぶんの意志で決めるのがベストってことなのさ!