少子高齢化の原因と対策について初学者でもわかるように説明するよ!

少子高齢化はいまや全世界の関心事です。ここ数十年前からいわれはじめ、いまでは日本の存続にもかかわる重大案件としてクローズアップされている。

ここではその原因と対策について世界と見くらべながら、分かりやすく説明しようと思うんだ。

少子高齢化の原因

そもそも少子高齢化(しょうしこうれいか)とは、少子化と高齢化の2つの現象が同時に進行している状況のことなんだ。

それぞれに原因はあるんだけど、ひきおこす状況や結果が互いに関係していることが多いので、少子高齢化とひとくくりで表現されるんだね。

少子化の原因と背景

少子化とは人口にしめる親世代よりも子世代の人数が少なくなること。

出生率(1人の女性が一生のあいだに産むこどもの数)が水準の「2.1」を下回る状態がつづくことでおきるといわれている。

戦後まもなくは4.32あったのが、いまは1.5前後をちょろちょろしている。

でも出生率そのものが少子化の原因じゃないんだ。出生率をさげた背景や要因が少子化の原因なんだ。

それは結婚や出産にたいする意識が大きく変わってきたこと。

若い世代などの所得ののびなやみや、核家族化などにより、仕事と子育ての両立がむずかしくなってきている現状。

また高学歴を子どもに望む親がふえ、教育費がかさむことを懸念して子どもの数を制限する風潮。

依然としてきびしい女性の就労継続などの不安が背景となり、結婚をためらい結婚しない女性や晩婚が増えているんだ。

それらが出生率をさげ子どもの数が減るおおきな原因になっているようだ。

さらに依然として「未婚の母」や「同棲での出産」がいやがられる傾向があって「子どもは結婚してから生むもの」っていう意識が強い。

欧米じゃ結婚しなくても子どものいる女性はいっぱいいるのに、日本ではほとんどいないんだ。

この日本的意識が少子化をなかなか改善できない一因になっていると思う。

少子化の対策

いま国は子どもを産みやすく育てやすい環境をつくろうってことで、幼児教育を無料にするとか、待機児童をなくすよう保育所をふやそうなどと努力しているんだ。

でもこの対策だけでは根本的な解決にはなっていないようだ。数十年前から少子化が叫ばれているのに、いまだに出生率は1.5前後を低迷して効果が出ていないんだ。

それは「未婚の母」や「結婚しない女性」にたいする環境整備や意識改革によって、

そういう女性の権利をまもり、子どもの数を増やそうという対策は残念ながら日本ではあまり行われていないのが現状と思う。

また働く女性の育児環境、産児休暇とうも含めての企業の理解もまだまだのような気がするんだ。

1-3.世界の少子化対策の成功例①スウェーデン

北欧のスウェーデンでは出生率が1980年代に1.6台にまで低下し、

女性および低所得者層への社会制度を見直し、各種手当の導入を行うことで1990年代前半に出生率が2をこえ、多くの先進国のモデルケースとなったんだ。その対策は

◆育児休業制度「両親保険」休業直前の80%の所得を1年半保証する。

◆「スピードプレミアム」2年半以内に次の子を産むと、先の子の出産の休業直前の所得の80%が再び保障される。

◆児童手当:子ども一人当たり月額約1万1千円が16才まで給付される。

◆義務教育もちろん、高校、大学も授業料は無料。

◆妊娠、出産にかかわる費用は無料、子どもの医療もほとんどの自治体で歯科も含めて無料。

わずか10年で0.4ポイントもあげるなんてほんとすごいよね。

1-4.世界の少子化対策の成功例②フランス

フランスでは、1994年に出生率が1.65にまで落ちこみ早急に取りくんだ結果、順調に回復し2003年には1.89まで回復したんだ。

このスピードもすごいよね。どんな対策かっていうと

◆妊娠・出産にかかる全ての費用について保険が適用される

◆乳幼児手当:子供1人当たり(妊娠5ヶ月〜生後3才まで)毎月約2万3千円を支給

◆家族手当:子どもが2人で毎月約1万6千円、1人増えるごとに月約2万6百円追加支給、さらに成長にあわせて11〜16才約4千5百円、16才以上約8千円が20になるまで加算支給される

◆新学期手当(小学生以上):約2万9千円が毎年支給される

◆双子もしくは子ども3人以上いる場合は家事を代行してくれるベビーシッターを格安で派遣(週1〜2回)してくれる

◆片親手当:子ども1人当たり月額約7万6千円、1人増えるごとに1万9千円加算支給

◆教育費:幼稚園〜大学まで授業料は無料、教科書も無料貸与。

教育費はタダどうぜん、かかるのは給食費とクラブ活動費くらいなものなんだね。

その他の国の少子化対策

イギリスでは出産費用は無料、公立学校の学費も、医療費も無料で子育てにほとんどお金がかからないんだ。

また子供がいる家族には税金の返還(毎月)まであるんだよ。

またオランダにはシングルマザーを支援する制度や、婚姻届をしないカップルや、同性同士のカップルなどが子供を育てることを認める制度まであるんだ。

日本でも少子化担当大臣をもうけて努力しているけど、ヨーロッパの国とくらべるとずいぶん大きな差があるように見えるね。

高齢化の原因と対策

高齢化とは人口にしめる65才以上の高齢者の割合がふえること。これも世界各国でおきている現象で、早くから予測されていたことなんだ。

だって医療が進歩して生活環境や衛生状態がよくなれば、平均寿命がのび高齢者がおおくなるのは当たりまえでしょ。

だからゆっくりと進む高齢化には、その生活環境の整備など、あるていど予測でき対策がまにあうのでそんなに問題ではなかったんだ。

ところが少子化が重なると、一気に高齢化のスピードがあがり、対策が追いつかなくなっちゃうんだ。

だから高齢化の最大の原因は少子化、つまり最大の対策は少子化を食い止めることなんだね。

そこで少子化と高齢化を、少子高齢化として同時に平行して対策を考えるひつようがあるってわけなのさ。

高齢化のスピード

高齢化のスピードをはかる目安として高齢化率(65才以上の老年者の数が、総人口にたいしてどのくらいの割合かを%で表したもの)っていうのがある。

ちなみに日本の高齢化率は約29%で、3人にひとりが高齢者の世界一の超高齢化社会なんだよ。

また高齢化のスピードをあらわすのに、高齢化率7%から14%になるまで何年かかったかで計るほうほうがあるんだ。

そのスピードを世界の先進国と比べてみるとフランスは115年、スウェーデンが85年、イギリスが47年、ドイツが40年、

日本はたった24年でイギリスの半分、フランスのなんと5分の1のスピードなんだよ。

つまり高齢化のスピードでも世界トップってことなんだ。

戦後のベビーブームが作った人口のゆがみ、その団塊の世代が高齢者になり、少子化が追い打ちをかけ急速に進んだ超高齢化社会の日本。

だからなかなか対策がそのスピードにおいつけないんだ。

まとめ

少子高齢化の原因はわかっても対策が追いつかない日本。ヨーロッパの成功例をみて、あのくらい大胆に思い切った対策をしないとできないことがよくわかったよね。

それじゃあどうして日本にはできないの?財政面とか歴史とかそれぞれの国で事情はちがうけど、まず社会福祉にたいする意識のちがいがひとつ。

ひとはだれでも長く生きたいんだ。でも寝たきりで動くこともできないで、ただ寿命だけが延びるのはごめんだよね。

医療のありかたでも技術の進歩と命を延ばすことに目を向けすぎた日本。

豊かで元気で楽しい老後の、社会環境をつくることにあまり力を入れていない日本。

少子高齢化は数十年単位の長期でとりくまなければ成果はえられないんだ。

それなのに自分の任期のあいだに成果を上げて、次の選挙に当選することを優先する議員たち。

それでは大胆で思い切った政策はうちだせないよね。

思い切った政策には財源が必要なのはわかるけど、ヨーロッパの成功例のような、ゆたかな社会福祉が受けられるなら消費税があがっても国民は納得するとおもうよ。

たとえ批判を受けても、次の選挙がどうなっても、将来の日本のためならばってかんがえる、勇気のある政治家が出てくるのを期待して話しをおわりにします!

画像引用
https://www.tsukui.net/support/houmon.html
https://grapee.jp/328622

 

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