少子高齢化の問題点〜社会人になる若者にもわかる様に簡単に解説するよ

少子高齢化ってメディア等でよく耳にするよね。社会人になりたての若者や、これから社会人になるひとにとって、どんな問題点があるんだろう。

今すぐには関係ないっておもっていても、将来には必ずかかわってくる問題なんだよ。

問題点とはいったい何?


会社に入って始めてもらう給料、じぶんで稼いだお金だからうれしいよね。

ちょっとその給与明細をみてみると、基本給があってそこから税金、厚生年金、健康保険、雇用保険、住民税(これは翌年から)などが差し引かれた残りが手取り金額。

ずいぶん色々引かれるんだって感じたと思うんだ。会社によっては多少ちがうけど、だいたい一般的に引かれるものをあげてみた。

そのなかで少子高齢化ととくに関係するものをこれからはなしてみようと思う。

厚生年金保険とは

厚生年金保険は社会人になったときから積み立てていって、将来じぶんが高齢になった時に年金としてもらえるお金。

積立貯金のようなものだけど、貯金は積み立てた金額に利息をプラスしたお金ぜんぶを満期(時期は自分で決められ、途中解約もできる)になればもらえるけど、

年金は65才(申請すれば60才〜)にならないともらえないんだ。

また一括でぜんぶはもらえないけど、2ヶ月ごとに一生涯(死亡するまで)支給を国が保証している制度なんだ。

だから積み立てた金額より多くもらえる場合もあれば、少ないこともある。ようするに長く生きすれば得をするけど早く死んでしまえば損をするってしくみなんだ。

また貯金は途中でやめられるけど、年金はじぶんの意志ではやめられないんだ。

もしも会社を辞めたらこんどは国民年金保険に入らなきゃいけないって法律で決められているんだよ。

ようするに社会人になったときから高齢者になるまで、基本的にはズウ〜ット保険料をおさめ続けなきゃならないんだ。

年金の問題点

よく勘違いをしているのは、若い頃に積み立てたお金が老後にもどってくるのが年金だと思っていること。

じつは払っている保険料のお金で、いま65才以上の高齢者の年金を支払っているんだよ。

ようするに今若者が払っているお金は将来の自分のためじゃなく、いま高齢になっているひとたちを扶養するためのお金だってこと。

そのしくみのせいで年金制度に少子高齢化が問題になってくるんだ。

少子化によって若い世代の数が減り、高齢化により65才以上のひとがふえる・つまり払うほうが減って、もらうほうが増えればお金のバランスが崩れるのはあたりまえだよね。

年金の保険料を高くするか、年金の給付金額を下げるか、または給付開始の年齢(現行65才)を遅くらせるかしないとバランスがとれなくなっちゃう。

ひょっとすると給料から引かれる年金保険料が今よりたかくなるかも、将来うけとれる年金が思っている以上に少なくなっちゃうかも、

また65からもらえると思っていたのが70才からになっちゃうかも知れないんだよ。

健康保険とは

健康保険とは病気やケガをして治療したときに、医者や病院に払うお金の負担をかるくする医療保険。

たとえば治療費が1000円だとすると7割の700円を国(税金と保険)が払ってくれるので、個人の負担は3割の300円ですむんだ。

でもいつ何10万も治療費がかかる大きな病気やケガをするかわからないよね。

いざというその時のためにそなえて入る国の保険なんだ。学生時代までは扶養家族ということで、親が保険料を払っているので自分ではらう必要はなかった。

でも社会人になるとこんどは自分で保険料を払わなきゃならない、それが毎月給料から引かれている健康保険料なんだ。

また個人の負担額は70〜74才は2割、75才以上は1割っていうように高齢になればなるほど減額されるしくみになっている。

健康保険の問題点

もう気がついたひともいると思う。高齢になればなるほど負担率が少ないってことは、国が支払う割合が8割から9割とふえるってことだよね。

高齢者ほど病気にかかるリスクは大きいし、持病をもつことも多い。医者や病院に行く回数は若者よりずっと多いはず。

高齢者の数が増えれば国(税金と保険料)の支出もどんどん増えていく。税金と保険料を払っているのはあなたがた社会人(働くひと)だよね。

ようするに年金とおなじバランスの問題をかかえてるってこと。

それを解消する安易な方法は、保険料を値上げするか個人負担率を上げるかなんだけど、保険料を上げれば若者の経済を圧迫してしまう。

負担率をあげれば収入の少ない高齢者の生活がくるしくなる。政府も国民もあたまをかかえる問題なんだ。

問題点解消の方策は

少子高齢化をとめれば良いんだけど、ひとは誰でも年を取る、あなた自身も将来はかならず高齢になる。

それじゃ子どもをたくさん産めばっていうかも知れないけど、少子化をとめるにはずうっと子どもを増やし続けなければならない。

そうすると総人口がどんどん増えて、こんどは食料や資源・エネルギー不足が問題になってくる。

一時的な子どもの増加だと戦後のベビーブームのように、ゆがんだ人口構造になって新たな高齢化をつくってしまう。

うまれた子どもが働く社会人になるには約20年はかかるんだよ。つまり問題の解決には相当に長いスパンで、いろんな状況をそうていした慎重な計画が必要ってことなんだ。

といってもとりあえずなんとか少子高齢化を遅らせる方策を考えなきゃいけないよな。

いま国がすすめている方策

まず健康保険のお金のバランスを解消するために、医療費そのものをおさえようと考えているんだ。

「むだな医療行為の削減・合理化」=過剰な投薬をへらしたり重複の検査をなるべくしないことを推奨。

また先進医薬品にくらべて安いジェネリック医薬品(特許が切れた薬を、他の製薬会社が同じ有効成分でつくった薬)をつかうようすすめているんだ。

しかしこれにも問題があって、医療費をおさえるってことは医者の収入が少なくなり、製薬会社や病院の経営にも影響がでてしまうよね。

将来医者や病院の数が減っちゃったら大変、そこをクリアしなきゃならないんだ。

また病気にならないための予防医療(健康診断・保健指導)や地域ぐるみで患者のケア・医療・介護を見守るかたちづくりもすすめているんだ。

少子化対策として子育て支援がおこなわれている。子どもを産みやすく育てやすい環境をつくろうってことで、

幼児教育を無料にする、待機児童をなくすよう保育所をふやそうなどと努力しているが、その財源をどうするかでもめているのも事実なんだ。

でもこの方策は出生率(1人の女性が一生のあいだに産むこどもの数)をあげるためなんだね。

でも少子化の問題は出生率だけじゃなく、結婚しない人の割合が増加したことにもあるんだよ。

まとめ

少子高齢化の問題点は年金や医療だけじゃなく人口、食料、エネルギー、働く環境、公共交通、建物、意識、スポーツ、娯楽などさまざまなものに問題をおとしているんだ。

社会人になりたての若者にとっても人ごとじゃない問題なんだね。

戦後ほんの短い期間で復興をし、世界の経済大国になった日本。

世界のどの国も経験したことのない「長寿大国」の道を走りつづけている日本が少子高齢化をどうやってのりきるか、じつは世界中が期待を込めてみまもっているんだよ。

その期待をなうのはあなたがた若者かもしれないね!

 

画像引用

http://nurse-senka.jp/contents/square/221900/

http://www.e-syotoku.net/money/kokuhokaigo/

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