少子高齢化を初学者でも理解出来るように簡単に説明するよ!

いまの政府には少子化対策担当大臣なんてのがあったり、議員が立候補するとき公約にするとか、

世界の先進国の中で人口問題として大きく取り上げられているなど、なにかと話題にのぼる言葉だよね。

何となくは分かるけど実際どうゆうことなの?そんな質問にこたえて、わかりやすく説明してみようとおもうんだ。

少子化(しょうしか)とは

じつは少子高齢化(しょうしこうれいか)とは、少子化と高齢化の2つが同時に進行している状況のことなんだ。

それではまず少子化について説明してみよう。

出生率と人口

少子化とは人口にしめる子どもの割合が減ること。その原因のひとつは出生率が減ることっていわれているんだ。

出生率とは1人の女性が一生のあいだに産むこどもの数のことで、国連は先進諸国の人口がたもたれる水準は「2.1」って推計しているんだ。

つまり子どもの数が2人より多ければ人口はふえるけど、2人より少なければ人口は減ってしまうってこと。

これは死亡率とも関係していて、死亡率の高い発展途上国や後進国では出生率が2よりもっと大きくないと人口が維持できないけど、

死亡率が低くなった日本を含めた先進国では「2.1」が人口をたもつ基準になるってこと。

出生率が低くなり人口がだんだん減っていくと、将来には以前に生まれた高い年齢のひとが、最近生まれた子どもや若者よりも多くなってしまうことを少子化っていうんだよ。

戦後の日本の出生率と人口

第二次世界大戦(1939年〜1945年)で多くのひとが戦死して人口は一時へったんだ。

戦争がおわり海外(東南アジアや満州)から元兵士や居住者が日本にもどってきた。それまで戦争で子どもを産むのを控えていた人たちが一気に子どもをつくったんだ。

それが第1次ベビーブーム(1947〜1949年)っていわれ、その3年間におよそ800万人が生まれたんだ。

当時の日本の人口は約8000万人、つまり総人口の10%が3年間にうまれ団塊世代といわれるようになったんだ。

その世代が働く年代になったたころから日本の高度成長がはじまり、その人的パワーが世界第2位(現在は3位)の経済大国に日本をおし上げたのはまちがいない話しですね。

ちなみに当時の出生率は4.32、つまり一人が4人以上子どもを産んだことになるんだ。いまじゃとても考えられない数字だよね。

4〜5人も兄弟姉妹がいるなんて今じゃめったに聞かないけど、そのころはウジャウジャいたんだよ!

いまの日本は?

ところがそれから医療の進歩や生活環境・公衆衛生の整備によって乳幼児の死亡率が激減したんだ。

1960年には1000人当たり39.8人の乳幼児が死んだのに、1975年には19人。2015年には1.9人と世界最低水準になったんだ。

むかしは乳児のうちに死ぬ確率がが高かったから多めに子どもを作っておこうという気もちがあったけれど、

その不安がなくなり、また子どもに高学歴を持たせたい親がふえ、多くの教育費がかかるので、子どもが多いと家庭の経済負担がえらいことになるっていうんで出生率がどんどん下がっていったんだ。

4.32あったのが1975年にはじめて2.0を下まわり2015年には1.45なんだ。つまり一人っ子が50%以上で2たり以上は45%あるか無いかって数字なんだよ。

そうして日本の総人口は2010年をさかいに1億2千8百万人からはじめて減りはじめたんだ。そうやって少子化が進んできたんだ。

高齢化とは

高齢化とは65才以上のひと(老年者)の総人口に占める割合が増えることをいうんだ。

高齢化と少子化とは必ず同時に進行するとはかぎらないが、

少子化が進行してあるていどの時間が経過すると、かならず高齢化があらわれるってことから「少子高齢化」とひとくくりにされることが多いんだよ。

高齢化率

65才以上の老年者の人数が、総人口にたいしてどのくらいの割合かを%(パーセンテージ)で表したのを高齢化率っていうんだ。

それはいっぱん的には3つに分類されていて、7〜14%を高齢化社会(高齢社会になる途中の段階)、14〜21%を高齢社会、21%以上を超高齢社会というんだって。

第1次ベビーブームで生まれた800万人の団塊の世代が65才以上になるのは2014年、

もちろん全員が生存してるわけではないけど、かなりの%になるのは予想できるよね。

またその団塊の世代が親になってもう一度出生率が高くなった第2次ベビーブーム、

その人たちが高齢者になるのが2030〜2035年、いったいどうなっていくんだろう?

日本の高齢化率の過去と将来予想は

日本の高齢化率は1935年(昭和10年)は4.7%で、まだまだ高齢化にはほど遠かったんだ。

ところがその後の出生率や死亡率がさがったことで1970年(昭和45年)には7.1%で高齢化社会のなかまいり、

1995年(平成7年)には14.5%で高齢社会になり、ついに2007年(平成19年)には超高齢社会になっちゃったんだよ。

団塊の世代が高齢者になったことで2020年には29.1%、第2次ベビーブーム世代が高齢となる2035年には33.4%になると予想されているんだ。

つまり日本は人口の3人にひとりは高齢者って国になっちゃうんだよ。

この高齢化率を世界とくらべてみると、7%から14%になるまでにフランスは115年かかっているんだ。スウェーデンが85年、イギリスが47年、ドイツが40年、

これにくらべ日本はたったの24年しかかかっていないんだ。イギリスの半分、フランスのなんと5分の1なんだ。

じつは日本は平均寿命、高齢者数、高齢化のスピードという三点において世界トップクラスなんだよ。

2050年には全世界が高齢化?

世界1の人口をほこる中国は、かつて人口の多いのは重要な財産であると楽観的に考えていたんだ。

だけど資源や食料にはかぎりがある、このまま人口が増えれば大変だって危機感から「一人っ子政策」で人口を減らそうとしたんだ。

ところがこれが少子高齢化につながりかえって経済に打撃をあたえるということで、

こんどは「二人っ子政策」で元に戻そうとしたり、色々したんだがなかなかうまく行かないんだ。

また発展途上国でも国連の援助なんかで衛生状態の改善と医療水準の向上により死亡率がさがり、少子高齢化がすすんできている。

先進国ではすでにほとんどの国が超高齢社会になっている。そんなことで国連は2050年には世界人口の18%が65才以上になるって予測しているんだ。

ひとりの老人を3人以下の生産人口(20〜65才)で支えなきゃならない社会になるかもって言っているんだよ。

まとめ

少子高齢化は中国のように短期の政策だけでは解決できない問題。

その国の事情、経済、人の気持ち、資源や食料、歴史、未来予想、思想、国民性など、さまざまなことがからみあっておきる現象なんだ。

だからどの国でもかならず問題にはとりあげるけど、これといった解決策(北欧を除き)はいまだにでてきてないんだ。

こちらをたてればあちらがたたずっていうか、なにかいつまでも答えのでない禅問答みたいな気がするんだ。

消化不良みたいできもちがわるいってひとにはゴメンナサイ!胃薬でも飲んで寝てください・・・・おやすみなさい!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です