【経営者】激務の現場を知らない経営は必ず失敗する!

現場を知らない経営者は必ず失敗するとされています。トップは現場の過酷さを知らなければいけないという意味なのです。

トップ経営者が現場を知るということはその激務さを身をもって体験しないとわからないでしょう。見ただけでは、そのすべてを知ることはできません。

社員がぞろぞろ辞めてもすべてを理解するということはないでしょう。これは、経営者が失敗しないためには現場を知らなければいけないという裏返しでもあるのですね。

経営者はコストカッターであるべき?

バブル経済の崩壊から失われた20年と言われていますが、日本企業の経営者は業績を回復させるため、あるいは業績を少しでもアップさせるために行ったのは、コストカットです。

いわゆるそれまでの無駄な部分をどんどんそぎ落としていったのです。そのコストカットの過酷さは息苦しさを生むほどであったようですが、今ではそれが一般的になったのです。

利益を上げようと思えばコストを削るのが手っ取り早い

経営者の多くは利益を上げるにはコストカットが一番!と考える傾向にあります。「まずは身内から削る」という考え方はバブル経済の崩壊以降よく聞かれた言葉です。

しかし、それがより一層失われた20年と言われたように経済成長の停滞を招いた要因ともなったのです。経済の停滞はすなわち誰もお金を使わなくなったことですし、コストカットはその中でももっとも大きな原因であったということです。

経営者は利益をあげなければならない

経営者の大きな仕事は利益を上げ続けることです。赤字を出したら経営責任を問われ、経営者の座を追われることにもなりかねません。

コストカッターと呼ばれる経営者はそれがある意味一種の褒め言葉のようになっていました。2008年のリーマンショックでさらにコストカットの傾向が強まったとも言えるでしょう

コストカットは人員削減にも及んだ

経費削減ということは、支出をカットするということです。それには、設備投資なども含まれ、これが大幅にカットされたことが失われた20年の大きな要因となったのは記憶に新しく、それはまだまだ続いていると言えます。

他の要因としては給料カットもそうですし、実際に年収などの伸びはこのバブル以降の20年、30年でほぼ横ばいという状況になっているのです。むしろ非正規雇用が増えたために平均年収は下がっているのが現状なのです。

人員の削減が進んでいる

手っ取り早く経費カットをするには、人員削減が一番と言われています。しかし、正規雇用の社員の首を切るのは簡単ではありません。

リストラという言葉が横行していますが、会社都合での退職というのは会社にもダメージが出ますし、何よりも大事なのは納得して辞めてもらうということが大切です。

その場合、一時的に退職金などが膨らんでその年の実績は落ちる傾向にありますが、1年あるいは2年程度で回復しさらには売上が伸びるとする経営者が多いのです。

人員の削減が現場の激務を生んでいる

人員の削減が現場の激務を生むのは当然のことです。これまで5人でやってきた仕事を3人でしなくてはいけなくなるのですから、一人一人の負担が増えるのです。

経営者は、「そこは知恵を出して効率化を目指さなくてはいけない」と口を揃えて言うでしょう。

しかし、リストラや早期退職勧告などでベテラン社員が辞めていくと、物づくりの現場では技術の継承ができなく、それが現場の疲弊につながることは間違いありません。

人員が減っても、売上は伸ばさなくてはいけない…そうなると当然現場は激務となります。経営者が現場を知らないと会社の業績を伸ばすことができないのです

人為的なうっかりミスは増えている

ある調査結果があります。「日経コンピュータ」の調査結果なのですが、それによると80年代では9.2%、90年代は16.2%、2000年代は31.6%…これはシステム障害の事例の中で明かな人為的ミス、すなわちうっかりミスの割合を示しているのです。

この間、経費削減の名の下に人的整理が行われていたのは間違いありません。そうした状況が人為的なうっかりミスを誘発させていたのは、データからも明らかになっているのです。

こういった現場の状況を経営者は真摯に受け止めなければいけません。

それでも技術は伸びている

近年の技術革新のスピードは留まるところを知りません。それを理由に人的整理をしてもやっていける…経営者は口を揃えていうのです。

しかし、ハードを動かすのは人間ですから、そこに失敗も必ず発生するのです。

人手がいらなくなる職種もあるが…

現在は人手不足が著しい宅配業界ですが、現在急速なスピードで自動運転システムが動き出しています。数年があるいは数十年後には、人が乗らない車が道路を走り出したとしたら、宅配業界は大きく様変わりするでしょう。

そういった、技術革新で人がいらなくなる、すなわち消えていく職種もあるということです。それがあるから経営者は人を取らなくなった…という見方もあるのです。

まとめ

なくなる職種もあれば、新たに生まれる職種もあるはずです。それを見つけるのも経営者の重要な役割と言えるでしょう。人的整理は行き着くところまでいき、経費削減も削り尽くしたのが現在の状況です。

今後は人を大切にする、以前の終身雇用のときのような会社に戻すことを経営者としては考えていいのかもしれません。人的パワーのなくなった企業は衰退していくということを経営者はしっかりと知っておく必要がありますね。

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