クリエイティブな仕事とは何か

クリエイティブな仕事をしたいと思っている人、また、クリエイティブな仕事にはあこがれるけど、才能もスキルもないので、わたしには無理とおもっている人、

ここでは、そんな方々がそのきっかけや希望をつかむ足がかり・入口になる話をしたいとおもいます。

クリエイティブってどんなこと

もともとは「創造的な」とか「芸術的な」という意味なのですが、

最近ではアイデアをもとに創られる、何らかの新しいデザインやクリエイターにより制作されたコンテンツを指して

「クリエイティブ」と呼ぶため、デザイン業界、広告業界のなかでつかわれることが多いようです。

クリエィティブな職業

したがって、イラストレーター、グラフィックデザイナー、ファッションデザイナー、アートディレクターなど

メディアや広告業界のオシゴトが、クリエィティブな職業の代表としてまず思いうかぶのではないでしょうか。

しかし本来の意味からすると、もっともっとはばひろく、たくさんの職業があるはずです。

アーティストや作曲家、作詞家、プレイヤー、歌手、ゲームクリエイター、彫刻家、作家、画家、プログラマーなどなど…。

これらはもちろん、クリエイトすることを職業にする専門家・芸術家のことですが、すこし見かたをかえてみましょう。

それではクリエイトするって何?

クリエイトとは新しいものを作りだすこと。知恵や技術をくみ合わせて新たなものを生みだすこと、といわれています。

クリエイティブは「創造的」や「芸術的」ということばで表現されるので、才能をもった特別な人たちだけが持つ能力だとおもいがちです。

ここでちょっと、人と動物とのちがいについて考えてみましょう。

動物は食べたいときに食べ、ねむいときに寝ます。敵にそうぐうしたときには威嚇したり、いちもくさんに逃げだしたりします。

それはすべて本能にしたがった行動です。

動物の中でも高等なサルやチンパンジーは考えることや、感じることは多少できても、じぶんの食べるエサを作ることはできません。

イヌなどのペットたちは、飼いぬしにしたがったり、反抗したり、あまえたりはしますが、何かを新しくつくり出すことはできません。

サルやイヌだけでなく、ほとんどの生きものは本能で生活していて、新たなものを生みだすこと・クリエイトすることはありません

クリエイトすることは、人だけがもっている能力

この能力は、すべてのひとが生まれながらにして持っている能力なんです。

ほかの動物は、うまれてすぐに自立する力をあるていど持っていますが、ひとだけはまったく無力の状態でうまれてきます。

この無力こそがクリエイトする力を身につけるカギとなるのです。

それでは次でそのカギを検証してみましょう。

クリエィティブな心が芽ばえるとき

無力な赤んぼうは誰かがまもらなければ生きていけません。この役わりをたいていのばあい、例外をのぞいては母親がつとめます。

赤んぼうを寝かしつけるとき子もり唄をよくうたいます。また、ゆりかごのように揺すったり、拍子よくせなかを柔らかくたたきます。

このときにメロディーを聴き、拍子を感じるハートがめばえてきます。こんなことは他のどうぶつにはできません。

もうすこし成長すると、こんどは絵本をよんできかせます。

まだことばはしゃべれないけど、よろこんで絵本に夢中になります。絵から目にはいるビジュアル的な感覚と、

読んできかせる母親(父親)のこえから、絵とことばが少しずつつながり、理解しようとするこころが育ってきます。

そのうちに、カタコトのことばを発しはじめます。もちろんまだ意味フメイのことばですが、

無意識のうちにじぶんのなかにある何かをかたち(ことば)にしたいと思うきもち、このときこそがクリエイティブな心がめばえた一瞬です。

それではどうして、一部の才能ある人だけがクリエィティブな仕事をしているの?

人はだれしも潜在的な創造力を秘めていているとするならば、一部の才能あるひとだけがその職についているのはおかしい、

やっぱりクリエイティブかどうかは生まれつきの才能で決まっているんじゃない?とうぜんそんな疑問が生まれるでしょう。

では才能って何?

才能といってもいろいろあります。ことばで表現する才能、詩や文で表現する才能、絵やイラストで表現する才能、音で表現するする才能、

作曲する才能、楽器をプレイする才能、歌うことで表現する才能、デザインや構成する才能、何かをまとめる才能、プロデュースする才能、

時間を管理する才能、コミュニケーションする才能、マジックの才能、ひとをダマス才能、おだてる才能、そのばを盛り上げる才能、

笑いをとる才能、ひとをおとしいれる才能、あいてを出しぬく才能、じぶんをよく見せる才能…………などなど。

まだまだあります。ポジティブなこと、ネガティブなこと、どうしてこんなにたくさん羅列したんでしょう?

それは「才能」や「クリエィティブな仕事」などを、安易に一口では語れないことを理解してもらいたいからです。

クリエイティブと才能

まえに述べたポジティブな才能(おもに表現する才能)を職業としている人たちは、生まれつきの能力をいかして仕事をしているのでしょうか?

それはまちがいです。じぶんの中にあるクリエイティブな欲求・じぶんは何を表現したいと思っているか!

その心の叫びにいち早く気づいたひとたちなのです。そして、その表現したいクリエイティブな欲求をどうしたらかなえられるか、

また、そのためには、どんなスキルを身につけなければならないかを考え、表現する技術を身につけるため必死に努力したひとたちなのです。

いろいろな障害や社会のプレッシャーがあり、じぶんの本当のクリエイティブな心と違った仕事をしいられているばあいも多々あるはずです。

それでも前に進もうとしています。

ですからいちばん大切なことは、じぶんの心に耳をすませることです。生まれつき持っているあなたの心の中の、

クリエイトしたいものを見つける努力がクリエイティブな仕事を見つけることにつながるのです。

クリエイティブな仕事を職業にしたいと思うならば

クリエイティブな仕事をするときに重要なのは、ひらめきとアイデア・既成概念にとらわれない、独創的でじゅうなんな発想が必要とよくいわれますが、

そんなスキルをはじめから持っているひとはおそらく皆無です。それではどうしたら身に付くのでしょう?

人まねを恐れるな

天才といわれるアーティストや芸術家も最初はみんな人まねや、あこがれからはじまるのです。

たとえば画家のゴッホやピカソ、現在おおくのひとに感銘をあたえ、おおいなる評価を得ている作品が最初から描けたわけではありません。

下づみ時代には、いろいろな画家の作品を模写(まねをして描く)し、デッサンをつみかさね、

そしてやっとの思いでじぶん独自のクリエイティブ表現技法に(無意識かもしれないけど)たどりつき、作品としてしあげたのだと思います。

神童といわれたモーツアルトはバッハをはじめとするルネッサンス音楽を、ブラームスはベートーベンを、ビートルズやマイケルジャクソンはプレスリーを

おおくのビッグスターたちも、はじめは憧れるアーティストの人まねからはじまり、人まねを通して学び、

そのまねを超えようと努力してはじめてオリジナルティ溢れる、自分じしんのクリエイティブな世界を実現できたのです。

人まねからつかみとれ!

人まねは恥ずかしいことではありません。憧れる作品をどんどんまねをして見なさい。

そしてその技術や、その中からみえてくるクリエイティブなものを吸収して、その中から自分にフィットするものや感覚をつかみとることが、人まねを推奨する効果・目的のひとつです。

しかし、人まねだけで終われば、それはパクリあるいは盗作まがいといわれ非難されてしまいます。

ですから、つかみとったものを踏み台にして、人まねをぬけだし自分独自なものをクリエイトしていくことが大切になります。

それじゃ何をまねすればいいの?

ほんとはこれが一番やっかいなもんだいなんです。みなさん選択にまよってしまいますよね。

クリエイティブな仕事をしたいけど、どんな職種を選べば良いかまようのとまったく同じもんだいです。

こんなことわざがあります「好きこそものの上手なり」…ほんとうに的をえたことわざだとおもいます。

あるアーティストの作品に感銘を受け好きになる、あるアーティストのプレイが好きであこがれる、

これこそが、だれもが生まれながらにして持っている、クリエイトしたいと叫ぶハートにひびいた結果なのです。

クリエイティブな心を揺り動かしたからこそ「好き」という感情がうまれてくるのだととおもいます。

もうおわかりでしょう、この「好き」という感性のこえに耳をかたむけ、えらべばよいのです。

まねをするのは簡単ではない

好きな作品や好きなアーティストのプレイをまねをしてみたいと思っても、ある程度、いやそのアーティストと同等レベルの技術やスキルがないと完全なコピーはできません。

ほんとうにまねをしようとすれば、自分のレベルをアップしなければならないと気づくはずです。

これが動機となりクリエイティブな心をよりいっそうみがくことになるのです。

クリエイティブな仕事で成功している人たちは、みなこの人まね(影響)を努力で超えて、じぶんの世界をきづいた先人たちなのです。

きっかけと入口

あなたの仕事は何ですか?ときかれたときに「サラリーマンです」とこたえるのに対し、「グラフィックデザイナーです」といえたならカッコイーとおもう方が多いと思います。

カッコイーからクリエイティブな仕事をしたい!は不純な動機?

かっこ良さが動機でこの業界に入ろうなんて、芸術性・創造性へのぼうとくだ!…これはとんでもない誤解です。

ミュージシャンやアーティストのなかには、先人のかっこ良さに惹かれて、またあこがれがその道に入るきっかけになったひとも多いと思います。

なぜなら「カッコイー」と感じるこころは、潜在的なクリエイトしたいと思う意識から生まれるものだからです。

入るきっかけや動機はどうでもいい!

どうでもいい!は言いすぎかも知れませんが、あこがれやかっこ良さが動機、成功すれば経済的収入が増えるから、

じぶんのクリエイティブな欲求がみたされるから、まわりから賞賛されるから、名声が得られるから・・・・・・などなど。

要は、どんなきっかけや動機にしろ、まわりの情報にまどわされたり、他人の口にのせられたものでなく、じぶんの中からでてきたものなら、信じてみる・トライしてみる価値があるのです。

失敗をおそれるな!

失敗に対する恐怖心が、クリエイティブな仕事・創作活動の最大の敵といわれています。

子供の頃には、おもうがままに色々なものを作り、いたずら書きをしたり、落書きをしたりして自由に表現できていたのに、どうして大人になるとそれができなくなってしまうんだろう。

それは、失敗するかもしれない、失敗したらまわりから非難されるんじゃないかと恐怖心がおきるからです。これがクリエイティブな仕事をじゃまするのです。

芸術家はよく子供みたいな性格だから、変人だからクリエイティブな仕事ができるんだなどといわれますが、

それは見方を変えれば、無邪気なこどものように失敗に対する恐怖心がないからです。

小学校、中学、高校とみんなと同じに、平均的な中庸がベストとされ、個人の独自性をおさえることが美徳とされた日本の教育で、

だんだんと子供の頃に、せっかくもっていたクリエイト能力がかげをひそめてしまった大人たちには、芸術家が変人に見えるのです。

クリエイティブな仕事をする人はわがままで、変人が多いといわれるゆえんは、子供の心を持った、心のなかのクリエイト能力に忠実な行動が、純真さや無邪気さが、わがままや変人にみえてしまうのです。

まとめ

クリエィティブな仕事とは、生まれながらにして誰もがもっていたはずの能力を、子供の心にかえって、もういちど見つめ直し、そのさけびに耳をかし、今のじぶんの仕事に還元することです。

じぶんの中のこころが、ほんとうは何をクリエイトしたいのかをみつけることが、あなたにだけにフィットしたクリエィティブな仕事をみつけることになるのです。

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