はい、みなさん、こんにちは。今回は人との関係をうまくする大事な原則について紹介していきたいと思います。
ぼく自身、スポーツや勉強〜塾講師時代に沢山の人と関わってきたんですよね。人間関係がうまくいくには何が必要かを書いていきます。
これはタイトルにもある様に、とにかく他人に与える”give”することが何より大事です。
この記事ではそこ中心にフォーカスして書いていきます。
どんなことに気をつけるべきかを丁寧に書くので人間関係が関係がうまくいかない診断〜なんてのより、本記事を何回も繰り返し読んで下さい。
Contents
人はみな自分に関心が強い

色んな所で意識していた方がお互いにハッピーな関係になるということをすごく実感する。
仕事にもプライベートにも応用がきく忘れないでおきたい大事な原則があります。
それは、人との関係において自分がやってほしいことっていうのは前面に出したくなるんです。
「こうして」が強いと相手にもわかってしまう
おおむねこの本にも書いてありますが、8割から9割はみなさん自分のことに関心があるので、自分がこうしてほしいということを全面に出してしまう。
セールスマンでも自分の評価のために商品を押し付けるように紹介してしまうと買い手側も引いてしまいますよね。
これはとってもよくないことなんです。
ベースの気持ちで相手のことを考えてないとばれますから、小手先じゃない。
マインドセットといいますが、基本のベースの考え方として人間誰でも誰かに何かをしてもらいたいんです。
誰に何をしてほしいかと考えるときに、これを先に言っちゃうんですね。
自分の欲求を前面に出すと相手は不満になる
これをしてほしい、でもこれが先に行くから相手は
「何で私があなたのためにそれをしなくちゃならないの」となるわけです。
相手に何をしてほしいかだけ主張すると、たまには効果はあるかもしれませんが、こればかりだとうんざりします。
相手のことを考えるためにはまずは落ち着く

次は何を考えるかというと、人間はまず自分、自分が落ち着いてないと人のこと考えられません。
誰もが自分に関心がある、これは当たり前の話。
相手も人間
とすると、相手だって自分に関心があります。それは同じ人間なのだからあって当然なのです。
誰が何を求めているのか、相手の欲求に先に応えてから自発的に自分の望みが叶うように動いてくれればベスト。
例えばコーチングはこれに近いですね。
相手が自ら動くことによって、相手の望ましい結果が出る。自ら動くがポイント。
北風と太陽から学ぶ人の欲求
北風と太陽ってありますよね。
あるコートを着た人間がいて北風と太陽がコートを脱がせたほうが勝ちという勝負をする話です。
北風が寒い風を吹いてもその人はコートを脱ごうとしません。
当たり前ですが寒いのにコートを脱いだりしませんよね。でも太陽が照らすとポカポカして脱ぎますね。なぜなら暑いからです。
「涼しくなりたいから自らコートを脱ぐ」このように自ら行動を起こすようにコミュニケーションをとっていくことが大事なのです。
とすると相手に何をしてほしい、とばかり言うのはまずいです。
相手が何を求めているのかをしっかり聞くこと、情報収集すること。いい意味で観察して相手のことを考え、相手の欲求を先に応える。
この、相手の欲求を自分のしてほしいことにすることこそ人間関係がうまくいく方法です。
子供とのコミュニケーションでも

この事例につきまして、「人を動かす」の中から興味深い話題をひとつご紹介したいと思います。
好き嫌いが激しくて十分なご飯を食べておらず、とても痩せていて我が子の成長が心配になるひどい偏食の子供の話です。
子供相手には押し付けがちになってしまう
我が子になんでもきちんと食べてもらいたい。親ならだれでも考えます。
誰に、我が子に、何を、きちんと食べてもらいたい。
これよくやっちゃいますよね。
全部自分の都合ですね、ある意味。こういってこの子が両親の願いを聞き入れたら、それこそ不思議だ。ありがちです。
子供は大人の考えが理解できないことを理解する
30歳の父親の考えを3歳の息子に飲み込ませようというのは無理だということは誰でも知っている。
食べろ!と食べなかったら今日は晩御飯抜きだとかスパルタ的でこればかりだとやはり子供だっていやになります。
我が子にちゃんと食べなさいと、我が子が何を求めているかちゃんと知っていますか、と。
子供の目線に立つことでこうしてほしいをしてもらう

馬鹿な話だが彼もやっと気づいて、彼もやっと考えた。
彼は一番何を望んでいるんだろうか、どうすればあの子の望みと私の望みを一致させることができるのか。
ここからがこの父親の真骨頂ですね。
子供の現状を観察する
子供は三輪車を持っており、それに乗って家の前の道路で遊ぶのが大好きだった。
ところが2、3軒となりにガキ大将がいて、そいつが三輪車を取り上げて我が物顔で乗り回すのである。
取り上げられると子供は泣いて母親のところに帰ってくる。
母親は飛び出して三輪車を取り戻してやる。こういうことがほとんど毎日のように繰り返されていたようです。
子供の気持ちを考えてあげる
わが子はガキ大将に対して怒りを覚えているのではないか、父親はそう考えました。
彼の自尊心、怒りという強烈な感情が彼を動かして、そのガキ大将をいつかこっぴどくやっつけてやろうと決心させていたのです。
これがいい悪いは別として、こういった感情は誰でも持っています。
本当にやるか別問題だけど、そうなりたいという願望が強い。
したいをかなえることでしてもらう
「お母さんの言うものをなんでも食べれば、今に坊やはあの子よりも強くなるよ」
父親のこの言葉で偏食の問題はたちまち消えたのです。
子供はガキ大将をやっつけたいばかりになんでも食べるようになりました。
父親の何でも食べてもらいたいは、子供の強くなりたいという気持ちをかなえることで見事成立したことになります
何を相手が求めてるか

欲求が同じように見えても 両者の欲求は全く違います。しかし今回の事例では両方の欲求が満たされました。
このように相手がしてもらいたいことを把握して、相手にgiveするのは重要なことなのです。
Win-Winの関係
今回の事例では父親も子供もどちらとも欲求を満たすことができた。
つまり両方共が得をしているということになります。
強くなりたいという目的が、ご両親と子供で一致したわけです。
これがwin-winのすごくいい事例だと思います。
Win-Winになるには
今回の事例のようにうまく子供の気持ちをおしはかるのは難しいことです。
ただ自分が求めていることを押し付けるんじゃなくて
相手が何を求めているかをしっかり見極めて、自分のやってもらいたいことと結びつける。
そのためには相手をよく観察すること、相手の気持ちをよく考えることなどが大事です。
これはどんな場合でも道があるはずです。
まとめ
どんな人相手でも自分のやってほしいことだけをやってもらおうとしても相手から快く思ってもらえないでしょう。
まずは自分の欲求より相手の欲求にフォーカスしてみてください。
そうすることで今までとは違う人間関係が築けると思います。
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