あなたは、働きバチの法則って聞いた事はありますか?ハチの巣の中に100匹は蜂がいたら20匹しかまともに働かないんですよね。
この話は面白い話で、例えば、この20匹を排除して80匹になると、その中で16匹は必死に働きはじめるんです。
これは、人間にも言えて例えば、100人集めたら頭がいい人が約20人、そうでない人が80人、
顔が普通〜イケメンor端正な顔立ちの人が20人、うーん笑、、、な人が80人(笑)のイメージです。
少し前置きが長くなりました。この少数派=言い換えると他者から見る成功している人の共通点があるんですよね。
成功者の特徴は一匹狼
それは、一匹狼気質な奴が多いんですね。群れないで自分を磨く、こんなイメージです。
今回は、塾講師時代に見ていた一匹狼的な奴でない結果が出ない人の、パターン=共通点がわかったんでそれを解説します。
あなたがいわゆる8割の多数派が犯すミスを踏まない様にしていただきたい。
疑問を自ら解決しない人は成長しない
8割の群れる人の特徴はとにかくお互いに依存しあいます。
ぼくが塾の講師をしていた頃、生徒たちの行動を見ていて感じていたことがあります。
それは同じ学習内容なのに、どうしても伸びていく生徒とそうでない生徒が必ずでてしまうということです。
伸びていかない生徒の特徴として多いのは、分からないことがあるとすぐに人に聞いてしまうタイプです。
どうして人に聞いてしまう生徒は伸びていかないのか、そのことについてぼくの経験から感じた話をしていきましょう。
集団の中で人間が成長する割合
人間というのは誰にも個人差というものを持っていて、全く同じ学習内容を受けたとしても、その習熟度には歴然とした差がでてきます。
講師であるぼくの話を理解してくれて、そこから成長して伸びていくのは全体の二割程度です。
この二割程度の人は中の上くらいまでは伸びていってくれます。
そしてこの二割の内の更に二割くらいが急成長してくれます。
伸びていかない人とは
ぼくが見る限り、全体の八割の人は教える前の状態と同じというか、現状維持で成長していないように見えてしまいます。
この成長しない人の中には「どうしても伸びていってくれない」と他人事のように言う人もいます。
しかし成長するかしないかは他人からの力でどうかなるものではなく、やはり本人の心がけ次第ではないかとぼくは考えています。
教えを受けているのに伸びない人に勉強を教わる意味があるのかと問われた場合、分からないとしか答えられません。
でも現状維持でそこから悪くなっていかないのなら、将来的には伸びていくチャンスをその人は持っているとは思いませんか?
ぼくは希望を捨てるのは早いと思いますね。
どれだけ教えても伸びない人の特徴



人間というのは気持ちが優先される生き物だと実感するときがあります。
それはぼくがどれだけ一生懸命に教えたとしても、あるいは本人もそれなりに勉強を行っていたとしても、どうしても勉強したことが身につかない人がいるんですね。
ぼくが見るところ、学んだことを吸収して自分の知識として活用していけるのは全体の二割程度でしょう。
それだけ勉強した知識を自分のものにして、それをうまく使っていくというのは難しい作業なのです。
勉強をして結果を得られる人の特徴
勉強をしていて分からないことがあったとしましょう。
そのときにその人の質問のやり方、質問を行うときの言葉の使い方とその内容、聞いてくる態度を見ていれば、その人の学習レベルが分かるんです。
勉強した結果が出せる人というのは自分が分からない問題に直面したとしても、すぐに分かる人に聞こうとはしないで、まずは自分だけの力で何とかしようと考えてみます。
この自分だけで何とかしようという気持ちがとても大事で、伸びない人の多くが分からなければ誰かに聞けばいいとすぐに思ってしまうのです。
他人に頼ることのデメリットとは



分からないことを人に尋ねるという行為は悪いというわけではないのですが、自分で全く考えもせずに他人に頼ってばかりいると、それは他人に依存していることになりませんか?
この他人への依存心の良くないところは、本人がその自覚というものをあまり持っていないということです。
ぼくは人に教えるという仕事をしているのだから、質問を受ければ答えます。
塾での勉強で分からなければ講師に尋ねるのは当然だと言われたらそれまでです。
でも少し自分で考えたら答えが見つかるような問題であったり、テキストを見返せば簡単に分かるようなことでも聞いてくるというのはどうなんでしょう。
努力してみたけど分からなかったから聞くというのと、分からなければ分かる人に聞けばいいという安易な考えを持っている人とでは、その意味合いは全く違ってきます。
ぼくの講師としての経験から言わせてもらうと、努力をせずに簡単に答えを得ようとする人は、いくら勉強してもそれに見合う学力はついていかないでしょう。
学力が伸びるタイプの人の質問内容とは
試験に受かる人の質問内容というのは、自分でどうにかして答えを導き出そうとした、でも答えには辿り着けなかった、どの部分が間違っていたのかという言い方をしてきます。
自分で考えることを放棄してしまった人はこの考える過程を省いてしまい、「分からないんだから教えてよ」という明らかに人にすがりたいという気持ちを持っています。
ぼくに対して毎日のように質問してくる人がいますが、自分で少しも考えずに質問を繰り返してきても、それを勉強熱心だとは思いません。
このような人は残念ながら、いい結果というのを得られないでしょうね。
理解することの重要性
勉強を理解しようとするには、分からないことを必死で考えてみるという行動をしてみなければいけません。
勉強というのは知識として漠然と持っているだけでは意味がなく、勉強して得た知識を理解して完全に自分のものにしなければ役に立ってくれないのです。
理解して自分のものにしてしまえば不安な気持ちというのも無くなりますし、それによって他人に依存することもしなくなります。
自分で考えないですぐに人に聞いてくるという行動には、そういった不安な気持ちを誰かに打ち消して欲しいという心の声の裏返しに過ぎないのです。
自分の心の声に耳を傾けない人は進歩しません。
自分のしていることは間違っていないと自分の行動を常に正当化してしまっては、理解するという重要な部分に気付かないまま、残念な結果を繰り返していくだけです。
現在の自分が将来に繋がっている
人生というのは他人のために存在しているのではなく、その人が自由な意思で使っていける権利を持っています。
自分が将来はどうしたいかというのは個人の自由ですし、それを他人がとやかく言えるものではありません。
誰でも自分の将来を他人が勝手に決めたら反発するでしょう。
でもですね、困ったことになればすぐに他人に頼ってばかりいると、自分の将来についても他人任せになってしまいませんか?
ぼくだって万能ではないのだから、疑問を生じれば誰かに聞いて解決したいと思いますよ。
しかしそれでは自分のためにならないとして、できる限りは人に聞こうとせずに自分で何とかしようとしています。
他人への依存を減らしていく
明らかに他の人より質問の回数が多いという人は、現在の時点で自分が通常行っている質問回数を半分程度まで減らす努力をして下さい。
今までしていた質問を半減するのですから、減らした部分を補うには自分で行わなければいけなくなります。
この自分で行うというのが自立心となり、自然に自分だけの力でどうにかしようと考えるようになっていきます。
また質問回数を減らしたのだから、その質問する内容にしても一度で多くを知ろうと意味のないところは無くしていくので、的確な中心となるところを選択していけるようになるでしょう。
まとめ
先に言ったように、分からないことを質問するという行為そのものをぼくは否定するのではありません。
質問してもいいけど、その質問内容をよく考えてから行って欲しいのです。
この質問内容を変えるだけでも、その人の学習センスというのは飛躍的に向上していきます。
他人に依存した学習方法は自分のものとして吸収できないので、そのようなやり方を捨てて自立心を持って取り組んでいって下さい。
そうすると今までとは違った学習効率を習得できるでしょう。