お正月に帰省しない人の割合とは
親と離れて暮らす人は、お正月に帰省するのが当たり前というのは昔のことです。今は、帰省する人も多いのですが、帰省しない人が増えているのも事実です。
地方から都会に行って、帰省や戻ることもないまま過疎化が進んでいく地域もあるでしょう。では、どの程度帰省しない人がいるのでしょうか?
4人に1人が帰省しない人
お正月に帰省しない人の割合は、およそ4人に1人と言われています。結構な数の人が帰省していないってことになりますよね。
帰省しない理由はそれぞれによって異なります。親との不仲、仕事の都合がつかない、単に面倒など、納得出来るものから「え?」と思うようなものまであります。
若い人ほど帰省しない傾向がある
すべての人に当てはまるわけではないですけど、若い人ほど帰省しない傾向があるようです。特に地方から上京してきた大学生などは、都会での暮らしを楽しみ、それが当たり前になって帰省しない人もいます。
遊びを覚えた若い人ほどなかなか帰省を考えないのでしょうね。親がその気持ちをしったらちょっと寂しい気もします。
お正月に関わらず帰省しない人も少なくない
実は帰省しない人って、お正月だけに限らないんです。お盆やゴールデンウイークなど、一般的に帰省がある時期にも帰省しない人が増えています。
何かあるまで帰省しないというスタンスの人が多くなってきたのでしょうね。
特別なことは何もしていない
帰省しないからと言って、電話や手紙で連絡を取り合っている人がいるのでしょうか? 色々調べてみた結果、そういった特別なことをしている人も少ないようです。
今と昔では、帰省に関することや親の心配などをする感情が少し希薄になっている人もいるのかもしれませんね。
呼ばれたら帰省する
お正月に帰省しない人が多いからと言って、まったく帰省しないわけではありません。自主的に帰省しない人が多いだけで、親から「帰省しなさい」と言われると帰省する人がほとんどです。
つまり、言われると帰省はするけれど、自分から帰省しようという人が多くなったということです。
帰省自体を深く考えていない
帰省しなくても電話や手紙を送らないということは、帰省自体を深く考えていない可能性が高いです。現在の大学生の親世代も帰省をしない人が多い世代と言えます。
親世代の場合は嫁姑問題でもあったのか、帰省出来るのにしなかった人が多い傾向にあるのですが、今の若い世代は違います。
親が帰省していないところを見ているため、帰省するということを知らない世代になります。子供は親を写す鏡と言いますが、そういった部分も受け継いでいるのかもしれませんね。
帰省の意味を見いだせない
帰省しないということは、帰省をする意味が分からない人が多くなっているということです。もちろん、理由があって帰省出来ない人は省きます。
それだけ帰省出来るのにしない人が増えているのです。
親と会うのが面倒
帰省の意味を見いだせない理由のひとつとして、親に会うのが面倒という人がいます。離れて暮らすのですから、親としては子供の状況を詳しく知りたいため、あれもこれもと聞く人がいます。
そういったことが煩わしくて帰省したくないという人もいるようです。特に若い世代であれば、帰省よりも友達と遊んでいたいという考えの方が強いのかもしれませんね。
帰省しても小言を言われるだけ
帰省して、あれもダメこれもダメと小言を言う人がいます。しかし、そういった小言が子供の帰省する意欲を削いでいる場合もあるのです。
子供が積極的に帰省しない場合、親が小言を言いすぎている部分もあるかもしれません。帰省しない人を責めるのではなく、帰省したくない理由があるのかもしれないと考えましょう。
予想が出来ない場合は、本人に帰省したくない理由を聞いてもいいかもしれませんね。
帰省する意味を与えよう
学生であれば「話を聞きたい」、家庭を持っていれば「お嫁さんや孫に会いたい」など、相手が帰省しやすいように理由を作ってあげることで帰省する人も増えるのではないでしょうか。
何も理由がないまま帰省白と言われても、逆に帰省しづらい人もいます。
特に大学生など、家を出て1年目の人などは、帰省の話をするタイミングも掴みにくい人がいるのでサポートしてあげましょう。
まとめ
お正月に帰省しない人は、比較的多いようです。しかも、年々増加の傾向にあるため、親としては悲しい状況が続くかもしれませんね。
毎年とは言わなくても、せめて2、3年に1度くらいはお正月に帰省してあげましょう。特に子供がいる家庭であれば、孫に会いたい気持ちもあるはずです。
孫を理由にするわけではありませんが、遠方で簡単に会える距離ではない場合、特に帰省して孫の顔を見せてあげてください。ただそれだけで祖父母は元気になれる場合もあるのです。