仕事が憂鬱になるには、労働時間がながくてじぶんの時間がとれない。仕事がハードでつらい。会社の業務内容に疑問がある。
なんていろいろあるけど、いちばん多いのが人間関係だってよくいわれるよね。
「嫌われる勇気」などの心理学や哲学の本がベストセラーになるっていうのも、人間関係で悩んでいる人がいかに多いか、社会現象として現れているんだとおもう。
そんな憂鬱から抜けだしたいって思う人に、すこしでもキッカケやヒントになってもらえればって気持ちで話したいとおもうんだ。
話しのなかで自分にとって「これは!」って思えるヒントがあったら、ぜひメモったりして記憶しておいてほしいんだ。
でも、いますぐ実行する必要はないんだよ!実社会のなかで、な〜るほど、こうゆうことなんだなって実感し納得できたときに行動にうつせばいいんだ。
(注意!=頭のなかだけで早合点して実行しちゃうと、ポイントを外して失敗したり、せっかくのヒントに「やっぱだめじゃない」なんて失望して逆効果になっちゃうかも知れないんだ)
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一時的な逃げは何の解決にもならない
ネットを使うビジネスやユーチューバーみたいに一人でできる仕事で稼げたら、会社へ行っていやな上司と顔を合わすこともないし、じぶんで仕事が選べてどんなに気が楽なんだろうっておもうよね。
これもひとつの方法だね。
だけど独身のうちはいいよ、結婚して家族ができたときまで、将来までずう〜っと安定した収入があるかっていうと、ちょっと不安だよね。
また女性のばあい、はやくいい相手をみつけて結婚しちゃえば、憂うつな会社の人間関係とサヨナラできるじゃないっておもうかも。
でも子育ても終わり、すこしでも家計の足しにってパートにでたとき、そこにはまた、いや〜なお局(おつぼね)さまがいるかも知れないよ。
それじゃあ転職すればっていう人がいるけど、その転職先が楽しい職場(憂うつな人間関係がない職場)だって保証はどこにもないんだよ。
ようするに一時的な逃げは、根本的な解決には何んにもならないってことなんだ。
憂鬱の原因
どうして人間関係で憂うつになるのかな?人にはいろんなタイプがあるよね。
無責任なひと、責任感のつよいひと、身がってなひと、誠実なひと、威張りたがるひと、怒りっぽいひと、ようりょうの良いひと、ドジなひと、声がでかいひと、積極的なひと、消極的なひと、数えあげたら切りがないくらい。
友だちなら自分に合うタイプを選べばいいんだけど職場じゃそうはいかない。だから悩んで憂うつになっちゃうんだ〜じゃあどうして憂うつになっちゃうんだろう?
先輩「A」と後輩「K]
たとえばなしですよ。先輩の「A」女史は、いつもぼくのミスを指摘して「こんなことも出来ないの」「学校でなにを勉強してきたの!」って意地わるくいびるんだ。
そのあとの訂正や教え方だって上から目線で腹が立つんだ。だから職場で「A」さんの顔を見るだけで憂うつになっちゃうんだ。という後輩「K]くんがいるとします。
「K]くんは「A」女史を意地わるなタイプとおもって苦手なんだろうか、苦手なタイプが意地わるだから「A」女史を憂鬱に思っちゃうんだろうか?
ここでもうすこし憂うつの原因をかんがえてみよう。
もうひとつの真実
ものごとは見方(視点)をかえると、もうひとつの真実が見えてくることがあるんだ。
「K]くんはミスを指摘されいびられたことから憂うつになっちゃったんだよね。
人間って弱さやミスをじぶんで認めることを、非常にいやがり劣等感やプライドを傷つけられるのを嫌う、じつにやっかいな動物なんだ。
ここでミスをしたのは「K]くん自信、ミスがじぶんの力不足からだと認めるのがいやだったんだとおもう。力不足を認めると劣等感になっちゃうからね。
さらに指摘したのが先輩とはいえ女性、男性の「K]くんにとってはプライドを傷つけられような気に、その反発(目のまえの事実から逃げるため)として「A」女史に反感と苦手意識を持ってしまったんじゃないのかな。
じぶんの力不足からの逃げが「苦手なタイプ」→「憂うつ」をつくってしまったんだ。
つまり「A」女史が憂うつの原因ではなく、もうひとつの真実は「じぶんからの逃げ」が憂うつを作ったってこと。
レッテル(先入観)を貼るな
こんどは「A」女史をべつの方向からみてみよう。
「K]くんはミスを指摘していびるっていってるけど、「A」女史は、はやく仕事に慣れて役に立つ社員になってほしいと、後輩にきつく注意しているのかもしれないんだ。
その証拠にミスを指摘したあとに、訂正のしかたなどフォローしてるじゃないか。
「いびる」って感じるのは「意地わる」「いやな先輩」っていうレッテル(先入観)を先きに貼ってるからじゃない?
また「A」女史は姉が弟を注意するようなつもりでことばを発していたのかも知れない。それが上から目線って「K]くんには映ってしまったんだね。
「A」女史をかばうために言ってるんじゃないよ。もちろん彼女の行動が「K]くんを憂うつにしてしまうことを見抜けなかったこともあるよ。
でもここで言いたいのはそんなことじゃないんだ。
ひとをある一面だけ見て○○タイプとレッテル(先入観)を貼ってしまうのが、人間関係で憂鬱をつくる原因のひとつだってことなんだ。
顔を見るだけで憂うつになるのは、また彼女から嫌なことを(まだ言われてないのに)言われるかもしれないっていうレッテル(先入観)のせいなんだよ。
憂鬱の解消法
たいていのひとはデジタルは最新で優秀、アナログは旧式で古くさいって思ってるけど、とんでもない勘違いなんだ。
デジタルは白は白、黒は黒としか判別できないんだ。コンピュターはデジタルのすぐれた最先端の産物だけど人間の脳にはとうてい及ばない。
それは人はデジタルじゃないアナログだからだよ。コンピュターは計算は早く正確にできるけど、考えたりクリエイトすることはできないんだ。
脳のアナログ能力には白のウラにある色(黒)、黒にかくれている色を読む力があるんだ。はなしが逸れたように思うかも知れないけど、人間関係におおいに関係あるんだよ。
たとえば「あの人は意地わるなタイプだ」っていうと、デジタルにならされた人は「白は白」なので、あの人=意地わるになってしまう。
そのレッテル(先入観)が憂うつをつくる原因のひとつだって前にはなしたよね。それではアナログの力を借りて、憂鬱の解消法をさぐってみよう。
アナログの力を信じろ
意地わるなタイプってどんなひと?普通にかんがえればイジワルをよくする人ってことだよね。でもされた相手がイジワルって感じなければイジワルにならないんじゃない?
またひょっとして意地わるなひとって、ほんとはものすごくシャイな人なんじゃないかな〜。
親切っておもわれるのが照れくさいから、ついついイジワルをしてしまう。裏返しの行動をあえてするのかも知れないね。
いつも大ごえで威圧的にしゃべるひと、このひともほんとはものすごく小心ものなんじゃない?じぶんの気の弱さを悟られたくないんで、わざと大きな声でしゃべるのかも。
またはもともと声がでかいので、陰口がいえない正直なひとかも。こんなふうにアナログ思考でものをみると、黒が白に、赤が緑にもなっちゃうんだ。
憂うつの正体はデジタルのレッテルが作りだした幻影(まぼろし)・おもいこみなんだ。
だからもういちどアナログ思考で人間関係、デジタルのレッテルを見なおしてみること。そこにきっと憂鬱を解消するキッカケやヒントがあるとおもうよ!
まとめ
人間関係が憂鬱〜解消したい人へ・・・まずどんな関係があなたを憂うつにしてるのか、その原因(対象)をはっきりさせること。
そして憂うつはあなたのこころがつくり出した幻影(まぼろし)だと認識したうえで、もういちど原因(対象)をアナログ思考で見なおしてみること。
するとどんなシチュエーションでもあなたのうけとりかたで変ってしまうんだ。
一時的なデジタル対処法で逃げないで、アナログ対処法で憂うつだとおもっていた幻影(まぼろし)が消えてしまえば大成功ってことなんだ。