少子高齢化の問題点とは
少子高齢化の問題点、それはいくつもあります。現時点では大きな問題となっていないかもしれません。しかし、それが「目に見える」ようになってからでは遅いのです。
では、どんな問題があるんでしょうか?
社会保障負担が大きくなる
少子化ということは、現在の少ない若い人たちで高齢者を支えなければいけないということです。
支える人数は減っているのに、支えなければいけない人たちは増えていくというのが現状です。
現時点では何とかなっていても、年数が経つにつれて支えきれなくなってしまう時が来るのではないかと心配されています。
社会の活性化が減退する
若い人たちが少なくなることで、社会の活性化が出来なくなります。地方などで高齢化が進み、過疎化してしまった場所も少なくありません。
少子化が進むということは、昔からある場所がなくなってしまうことにも繋がります。
労働力の不足
少子化が進むということは、労働力が減ってしまうことです。働く人が軽減することで社会に大きな影響を与えてしまいます。
普段深く考えていないと、働く人が少なくなるということは考えません。少子高齢化が進むことで、働き手が少なくなり、会社が成り立たなくなる可能性も否定できなくなってしまうのです。
少子高齢化は解決出来る?
少子高齢化が悪影響を与えるのであれば、改善すればいいと考える人も多いですよね。改善出来るのであれば、早めに改善した方が悪影響も軽減出来ます。
ただ、これは「命」に関することなので国側も簡単に政策に取りかかれないのが現実です。
少子高齢化は以前から問題とされている
少子高齢化は最近問題視されているように思われがちですが、実はかなり昔から言われていることです。出生人数が少なくなり始め、若い人たちが子育てをしやすいように支援制度も充実してきました。
しかし、子供を育てるということはそんなに簡単なことではないため、なかなか思うように人数が増えません。
どちらも重要視するべき案件
少子化と高齢化、どちらも重要視するべきことであり、片方だけどうにかすればいいというものではありません。
少子化を改善しても、生まれた子たちが高齢者を支えてくれるようになるまで20年ほどかかります。
しかし、高齢者を優先しても、少子化が改善されないことには根本的な解決にはなりません。そのため、どちらも重要視するべきことであり、片方だけを優先出来ないのが現状なのです。
解決は簡単ではない
昔から解決に向けて試行錯誤されているのが、少子高齢化問題です。しかし、さまざまな案が出されながらも現時点で根本的な解決には至っていません。
そのため、完全に解決するまでの道のりは決して簡単ではないことが伺えます。
少子高齢化の問題点は簡単に考えてはいけない
少子高齢化問題は、簡単に見られがちですが決して簡単に考えてはいけないものです、少子高齢化を簡単に解決しようと考えてしまうと、他の部分で必ずデメリットが出てきます。
少子化を改善するために、子供に関する支援手当が出た際、福祉に回されるはずだった費用が使われているという噂もあります。
もちろん、これは噂程度であり確証のあることではないので勘違いしないようにしましょう。
単に子供の数を増やせばいいわけではない
少子化なら、子供の数を増やせばいいだけではないかと考える人もいるみたいです。でも、少子化ってそんなに簡単な問題じゃないんですよね。
確かに子供の数が増えれば、将来の高齢者たちは助かります。しかし、少子化政策の一環である子供に対する支援で、かなりのお金がかかってしまうのです。
そのため、単純に子供の数を増やせばいい、という政策を国も取れないのでしょう。
高齢者はこれからも増えていく
少子高齢化が進み、改善策を見いだせないまま時間だけが過ぎていくと高齢者の数が更に増えます。ある意味、現在の状況は底なし沼に足を取られているような感じかもしれませんね。
何かしなければいけないのに、どうすればいいか分からない状態でどんどん沈んでしまう、という状態です。
少子高齢化問題は難しい
少子高齢化問題は簡単に考えてはいけないと書きましたが、難しく考えすぎても立ち往生状態になります。ある意味、今のどんな問題よりも厄介なのかもしれません。
しかし、今後高齢者が増えていく中で何らかの解決策を見出さないと人口のほとんどが高齢者、という事態になりかねません。
まとめ
少子高齢化は問題点が多いため、身動きが取れないのが現状でしょう。どんな政策を実施してもほころびが見えてしまうため、政策を考える人にとっても何を基準にしていいのか分からないのかもしれませんね。
どうにかしなければいけないことでありながら、解決策が見出せず、それが余計に焦らせてしまうのかもしれません。
少子高齢化問題はそれぞれが少しでも考えていくことで、改善の道に繋がるのかもしれませんね。