お中元を手渡しするときにはどのような言葉を使ったらいいでしょうか。紙袋や風呂敷での包み方も気になります。
お中元を手渡しするにもマナーがあり、いろいろな注意点があります。お世話になった人への感謝の気持ちがお中元の手渡しですから、非礼のないように滞りなく手渡しをしたいものです。
親しき仲にも礼儀がありますし、お中元を渡す人はやはり目上の人になるので気も遣いますよね。できるだけスムーズに渡すように心がけましょう。
お中元を手渡しするときのマナー
お中元は、日本では昔からある風習です。こういった古い風習となるとお中元を単に手渡しするだけでなくて、細かなマナーがあるのです。
昨今は以前ほどマナーについて細かく言われなくなったような気がします。
それでも、お中元を手渡しする人は目上の人ですから、作法にしても言葉にしても気をつけなくてはいけないことが数多くあるのです。あまり、作法に気を遣いすぎたらぎこちなくなるような気がします。
年に数回程度のことですから、緊張するのも当然ですよね。特に最近はお中元を配達して済ます人も多いということですから、お中元のマナーというものをそれほど気にしなくてもよい時代になったと言えるでしょう。
お中元を手渡しするときに注意することは?
お中元を手渡しするということは、お中元を渡す人のお宅に伺うということです。ということは、お中元を手渡しする人が在宅していることを確認しなくてはいけません。
当日、うかがう前に連絡して在宅を確認してうかがってもかまわないのですが、できることなら数日前からうかがう人時間を伝えて、前方の都合を聞いておくようにしましょう。
先方も急にこれから行くといわれても、面食らう場合もありますから、数日前からの連絡がマナーと言えるでしょう。
先方の時間に合わせる
急にこれから行くような電話をすることもあるかと思います。それでも、そういったときでもお昼どきや夕食時は避けるようにしなくてはいけません。
お中元を手渡しするために、うかがう時間は、午前中でしたら10時から11時で、午後からでしたら14時から16時の間がいいでしょう。当然先方が指定した時間にうかがうのがベストです。
お中元を渡すのは本当に手渡しがベスト?
お中元は手渡しをするのが基本マナーとされています。それでも、手渡しは気恥ずかしいので近くに住んでいる人でも宅配業者に頼んで配達してもらう…という人も多いですよね。
お中元を渡す人は、目上の人が多いです。ということは昔ながらの風習を大事にする人も中には少なくないと思うんですよ。
そうなると、「近くにいるのにわざわざ送料をかけて送らなくても来てくれたらいいのに…」ということにもなりかねないのです。
近くに住んでいてもできたら配達したい
近くに住んでいるのでしたら、やはりお中元は手渡しが基本ですよ。配達のメリットは相手の都合を聞かなくてもいいということです。
在宅のときに配達してもらいたいから時間指定はしたほうがいいかもしれませんが、基本的には宅配業者にまかせておいたらいい気楽さですよね。
気持ちのうえでも配達のほうがプレッシャーもかからないので気楽と思う人も多いですよね。
それでもやっぱり手渡しが基本
目上の人って若い世代よりも特に人との交流を大切にするというかしたいと思っているんですよ。ですから、配達してもらうよりも手渡しで会話をするのがすごく楽しみなんだと思うんです。
ですから、できるだけ近くに住んでいるのでしたら、お中元は手渡しで日頃の近況報告なんかもできたらいいですよね。そういうのをすごく楽しみにしていると思いますよ。
お中元の手渡しの基本的なマナー
お中元を手渡しするときの基本的なマナーを紹介します。
覚えておいたほうがいいことですけど、普通にこのくらいは…と思うことですから、気楽に考えても大丈夫です。
お中元は紙袋か風呂敷に包んで持っていく
お中元は箱のまま、のしが見えるような形で持っていってはいけません。必ず紙袋に入れるか風呂敷に包んで持っていくようにしましょう。
風呂敷となると包み方もあるので、紙袋のほうが気楽かもしれません。
手渡しは両手で差し出す
お中元を手渡しするときは、紙袋や風呂敷から取り出して相手の名前が先方から読めるようにして、手渡しします。
手渡しのときは時効の挨拶を添えて、両手で渡すようにしましょう。「いつもお世話になっています。気に入ってもらえたらいいのですが…」くらいのシンプルな言葉添えでいいですよ。
まとめ
お中元は古い風習だから細かなマナーがあるのでは…と思う人が多いと思います。しかし、お中元も必ずしなくてはいけないというものではなく、気持ちといった面が強いです。
ですから、古い風習といっても細かいマナーがあるわけでもありません。普通に一般常識的なもので大丈夫です。
それよりも手渡しのメリットは、先方の息災を確認できるメリットが大きいですよね。年に何回もないので是非とも手渡しでお中元を渡したいものです。