勉強とは
まず勉強っていうのは何かっていうことなんですけれども、勉強っていうのは、周りから与えられて強制的にやるものでは一切ないんですよね。
楽しむもの
強制されるものではなくて、やっぱり勉強は楽しいものなんですよね。楽しいというか、自分から望んでやるものなんです。
例えば、何でもいいですけど、テレビに出てくるような好きなアイドルグループ的なものがあるとしましょう。
で、それについて調べる。インターネットとか、雑誌とかね、テレビ見たりして。そういうのと同じ感覚で、勉強するんですよ。
そういったアイドルグループの勉強と、国語数学とかそういう系の勉強を同じ感覚でできるのが理想です。
勉強は強制ではない
学校とかで勉強しなさいって言われるから、なんか勉強ってだりぃけどやらなきゃいけないんだなって思考になっちゃいがちなんです。
いいですか、勉強っていうのは楽しいものです。そういう思考でやってください。
もし学校で先生が、例えば「この土日はテスト前だから勉強以外しちゃだめだよ」みたいなこと言っても、それを頭の中で訳すんです。
「この土日は楽しい勉強をたっぷりすることができるね」っていうふうに置き換えていく。
娯楽と一緒に考える
勉強をしているときに、どうしてもテレビ見たり漫画見たり、パソコンやっちゃったり、ゲームやっちゃったりするっていう人がいますよね。
どうしてそうなっちゃうかというと、勉強っていうのと、テレビや漫画などを切り離して見ちゃうからだめなんです。
勉強はゲームやテレビと同じ楽しい娯楽、そう考えることが必要なんです。
そこらへんの思考から直していくことによって、さっき言いましたけど、アイドルグループの情報を調べるような感覚で勉強をしてください。
嫌いな勉強をどうするか
続いては、楽しめと言われてもどうしても勉強が嫌い、苦手科目がある、そういったネガティブな感情を持ってしまうときにどうしていくかを取り上げます。
楽しめないと長時間の勉強などできませんし、勉強を頑張ってしていても身近な誘惑にすぐに負けてしまうでしょう。
どうやったらその勉強を好きになれるのか、どうやってその勉強に対してポジティブな気持ちを持つことができるのかってことをここからみていきましょう。
嫌いになる理由
じゃあ何で勉強が嫌いになるかっていうと、基本的にその嫌いっていう感情は、こと勉強に関して言うと、わからないっていうことからくるものなんです。
できない、わからない、理解できないっていう、そういう理解不能なことに対して僕らはその嫌いっていう感情を持っちゃうんですね。
人間にしてもそうで、やっぱり嫌いな人っていうのは、その人のことが理解できない、わかんないからそんな気持ちを抱く。
理解できる人、自分がわかる人っていうのはやっぱり好きになれるのと一緒で、勉強の科目についても、理解できるものは好きになれるんです。
できるという感情
順序がどっちなのかっていうのは難しい問題ですけど、やっぱりできるから好きっていうほうが結構多かったりするんです。
小学生の時とかっていうのも、なんかできる、なんかこう自分得意だなと思えることは、その理由がなんとなくでも結局は好きになれる。
逆にできないとか、なんか他の人に及ばないとか、問題が解けないとかっていうものは最終的にやっぱり嫌いになっちゃいます。
つまりできるっていう感覚を持つことができた人っていうのは勉強が好きになれるし、逆にそうじゃなかった人は勉強が嫌いになっちゃうということです。
本質の問題ではない
嫌いっていう感情を抱いたときによくあるのが、自分自身がその科目に本質的に向いてないというようなことを考えてしまうことです。
本質的に自分の頭はそっちができない頭なんだっていうふうに、自分がコントロールできないところにその原因をおいてしまう。
すると、対策のしようがない、どうしようもないわけですから、どんどん嫌いになっちゃうんですね。
そうじゃなくて、本質的な問題ではないんです。理解できるようになったら、嫌いじゃなくなるんだっていうことをまずわかって欲しい。
そして、できないからこそ、苦手な科目には時間をかけなければいけないわけです。
数学と向き合う
例えば、ぼくは最初、数学が理解できなくて苦手で、だから嫌いだったんですね。でも、だんだん好きになっていった。
最後のほうは何問解いてもぜんぜん飽きなくて、やればやるほど面白くなってった。ほんとに楽しく解くことができたんですよね。
最初のほう、できなかったときっていうのは、本当に嫌いで、まったくできなかった。どうしてこんなにも変わることができたのか。
それは、数学にかけている時間がどれぐらいだったかっていうと考えてみたからなんです。考えてみて、それがぜんぜん足りなかったことに気づいた。
一日一時間とかね、そんなことでできるようになるわけがないわけです。
なので、まずそこに気づいたときに、あ、もっと数学に時間をかけよう、もっともっと数学を勉強しようと思ったんです。
その時に重要なのは、やっぱりできる分野や問題から始めるっていうことです。
さっき言ったように、できないから嫌いなわけであって、逆に言うとできるんだったら好きになれるわけですね。
わかる、書けるものだったら、好きになれるんですね。まずその前提を持って欲しいんです。
できることから始める
だからこそ、できるところから始めるってことが重要になります。
できることをやる
ぼくのコーチングプログラムでも毎回これ言うんですけど、できることをやったらいいです。無理に難しいことにいきなり挑戦する必要はない。
そのできることを積み重ねていく中で、だんだんできる範囲が増えてくるし、自分自身の気持ちがポジティブなものになっていく。
勉強においてネガティブになるというのは、基本的にできないときですよ。
できないってことになって、そしてそれが自分の力では解決できないって思ったときに、勉強においてネガティブになるんですね。
できなくても解決できる、自分にはできるって思えたら、人はスランプとかには陥らないんですよ。
自信を持つために
できることをきちんとやって自信を持った経験がある人は、今できないことだってきっとできるようになるっていうふうに思えるんです。
一方で、普段からできることをやってない人がいきなりやる、よく今の成績と比べて志望校をすごく高くする人がいるじゃないですか。
例えば偏差値50で東大目指しますとなると、東大目指すんだから赤チャートをやりましょうみたいな空気になっちゃう。
チャートには難易度別に何種類もあるんですよ。なのに偏差値50ぐらいの人がね、その中で一番難しい赤チャートに手を出す。
確かに志望校東大ってレベルからすると、それぐらいやんなきゃいけないのかもしれない。けれど、自分の実力っていうのはまだぜんぜんそこに届いていないわけです。
そうすると絶対できないわけです。できないから嫌いになる、嫌いになるから勉強できない。負のスパイラルです。気合と根性で無理やり勉強をすることになる。
原因はできないことをやっているから
無理やり勉強をしていると、受験生なのになんでこんなのできないんだと嫌な気持ちになります。
受験生なのに遊んでいちゃだめだ、マンガ読んじゃだめだ、テレビは見ちゃだめだ、勉強しなきゃだめだと思っても、なかなかやる気が出ない。
自分が悪いと思っちゃってるからそうなるんですね。自分が怠惰な人間だから、怠け者だから勉強できないんだ、他の人は頑張ってるのに、って思ったりする。
でもそれは単純に、できないことを無理やりやっているからです。
自分にはまだできないようなことを、強制して無理やりやらせてしまっているからできないんですね。
もっともっと、自分ができるところから始めていったらいいわけです。簡単な問題から始まったとしても、結局それが最短ルートになるでしょう。
一見難しいことをやっていると、なんかそれを解くことができたらすごい気がどうしてもするじゃないですか。
だけど実は、自分のできるところからやっていくことが最終的には早く目標を達成することができる。
そうすると、勉強をさらに好きになっていくし、苦手科目に関しても、できる、解けるから好きになっていきます。
できないことを無理やりやろうとして、で、それができないからといって自分が怠け者だとか自分がだめなやつだとかね、そんなことを言う必要はないんです。
わかる、できる、それを積み重ねて、その勉強が好きという感情をまずは養いましょう。
そうすると勉強時間も自然に延びていくので、自分を責めるようなこともなく、安心して取り組むことができるはずです。
まとめ
はい。今回は勉強を楽しむ、嫌いな勉強を好きになるっていうテーマでお話しさせていただきました。
嫌なことを楽しいことと同じ感覚で取り組む、できることから始めることで、苦手意識や嫌いという感情を持たない、一言で言うとこのような内容になるかと思います。
この話は受験勉強に限らず、いろんなところで通用することだと思うので、ぜひ記事の内容を理解して、日々生活の中で活かしていただければ幸いです。
また別の記事も作りますので、そちらのほうもよろしければご覧ください。ありがとうございました。