親と子供のケンカ
夏休みは子供と親が顔を合わせる時間も多いため、ちょっとしたことでケンカになることもあります。でも、子供とケンカをする場合、親の方にも問題がある場合があるんです。
では、どんなことが親側の問題になっているのでしょうか。
口うるさく言っていないか
夏休みになると、子供が遊びっ放しで宿題に手をつけていないこともあるでしょう。大人であれば、後回しにすると大変ということが分かりますが、子供はそれに気づくための経験が絶対的に足りません。
そのため、親が口うるさく言いすぎている場合もあります。遊びに行くのは宿題が終わってから、など遊びを肯定しつつ宿題のことも促すようにしましょう。
他の子供と比べていないか
夏休みに入る前に、子供から成績表を渡されるかと思います。そこで、他の子供と比べていませんか?
子供は他の家の子供と比較されると、自分がいらない人のように感じてストレスを溜めてしまいます。その結果、素直になれなくなってケンカに発展しやすくなると言われています。
誰だって他の人と比べられると良い気分はしません。子供だからと言って、そういった感情に疎いわけではなく、むしろ子供だからこそ比較されることに敏感な部分もあるのです。
子供の頑張りを認めているか
努力は必ずしも結果がついてくるものではありません。子供が一生懸命頑張っていても、努力が実らないことも珍しくないのです。
しかし「まだ頑張りが足りない」「なんで出来ないの」など、子供を否定するような言葉を言っていませんか?
努力が実らなかったのは残念ですが、頑張ったことは褒めてあげて、次につなげられるように言葉でフォローをしてあげましょう。
兄弟同士のケンカ
子供のケンカは親と子供だけではありません。兄弟同士でケンカをすることもあります。特に、男の子同士、女の子同士であればちょっとしたことでケンカになりやすいのです。
しかし、親は子供同士のケンカほどきちんと見極めなければいけません。
兄弟を比較していないか
良くない子育ての方法として、兄弟を比較することです。
例えば「お兄ちゃんは出来ているのに」「弟は出来ているのに、なんでお兄ちゃんは出来ないの」など、こういった言葉は厳禁です。
親から否定された子供の気持ちは、その子にしか分かりません。兄弟で比較されすぎて、非行に走ってしまう子供も珍しくないのです。
年上の子供に我慢させていないか
よく聞きがちなのが「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」という言葉です。子供からすれば「好きでお兄ちゃんやってるんじゃない」と思ってしまうのも無理はありません。
なぜなら、子供が望んで「兄」になったわけではないからです。兄も弟もどちらも親にとっては可愛い子供です。そのことを忘れないでください。
年下ばかり贔屓にしていないか
年下の子供ばかり可愛がるのもケンカの原因になります。たとえば、男兄弟の中の女の子、女の子兄弟の中の男の子、可愛い気持ちも分からなくはないのですが、他の兄弟からすれば面白くないのは当たり前です。
兄弟で差をつけずに、愛情は均等にするようにしましょう。
友達同士のケンカ
子供には仲の良い友達もいるでしょう。
しかし、ちょっとしたことでケンカになることもあります。子供が友達とケンカした時も気をつけなければいけないことがあるので注意しましょう。
まずはきちんと話を聞く
子供が友達とケンカをした場合、きちんと話を聞いてあげましょう。
子供は意外と自分に都合の悪いことは言わないタイプも多いので、話を聞く中で不審な動作がないかを見ることも大切です。
自分の子供だけを肯定しない
自分の子供の言葉ばかりを信じるのはやめましょう。よくテレビなどである「ウチの子に限って」状態になってしまい、他のママ友から引かれてしまいます。
きちんと事情を把握して、その上で自分の子供に悪いところがなかったかを判断しましょう。
悪いところはきちんと指摘する
子供同士のケンカで悪いところがあった場合、きちんと何が悪かったのかを教えてあげてください。曖昧にしたままでいると「これはしても良かったんだ」と子供が考えてしまいます。
後から同じことをして注意しても「あの時は何も言わなかったのに」となりかねないので、悪いところを見つけたら必ずその場で言うようにしましょう。
まとめ
夏休みは親と子供、兄弟同士でケンカをしやすいものです。それは一緒にいる時間が長くなり、夏場の暑さも苛立ちを増長させるからと言われています。
そのため、夏休みは他の季節と比べてケンカが多いと言われていますね。ケンカをするのは悪いことではありません。
ある意味、自分の心をさらけ出しているので仲直りをした後には、今まで以上に仲良くなれる可能性があるからです。
そのため、子供のケンカだからと言って、うんざりせず、親はしっかり見守っていてあげましょう、