原因はいろいろあるでしょう。経営のセンスがなかったと言ってしまえばそれまでなのですが、やはり経営者は経営のノウハウをしっかりと勉強し、さらにあらゆることに精通しなくてはいけません。
ここでは経営者にとって大事なこととダメなことを紹介します。
経営者として成功するための原則はこれだ!
経営者が大事にしなくてはいけないものは「ヒト」「モノ」「カネ」です。これは経営者にとって耳にたこができるくらい聞かされたことではないでしょうか。
もっとも耳にたこができるくらい聞いたということはそれだけ大事なことなのです。この「ヒト」「モノ」「カネ」というのは経営資源とも言えるものですからね。
「ヒト」「モノ」「カネ」が大切
経営者は孤独なものですが、孤立してはいけません。そのためにも適材適所で人を配置し、上手にヒトを使っていかなくてはいけないのです。
そして、モノが必要です。経営するには場所も建物が必要ですし、さらには仕入れて売るといったモノも必要です。形の無いもので儲けるのは株か為替しかありません。
最近では仮想通貨というものも出てきていますが、まずは目に見えるモノを大切にしていきたいものです。そして、「ヒト」「モノ」を動かすには「カネ」が必要なのはいうまでもありません。
「ヒト」「モノ」「カネ」にさらにこれが必要です
従来は「ヒト」「モノ」「カネ」で十分だったのですが、現在はこれに「情報」が加わりました。「ヒト」「モノ」「カネ」に「情報」を加えて経営の4要素となっているのです。
経営者にとって大事なことは、この経営の4つの要素を賢く使いこなしていくことなのです。
経営者にこれがあれば大丈夫
経営の4要素をしっかりと押さえておけば経営については心配は必要ないかもしれません。そうなると他に必要なものは何もないのかというとそうでもないのです。
経営者に必要なものは笑顔です。経営者に笑顔は必要ないという人もいるでしょう。
これはそれぞれの考え方です。それでも仏頂面をしているよりも笑顔でいるほうが間違いなく好印象になるのです。
笑顔を作る練習をすること
笑顔が苦手という人もいるでしょう。笑顔に自信ありという人のほうが少ないので当然かもしれません。
また、経営に没頭している人は作り笑顔はできるかもしれませんが、本物の笑顔が苦手かもしれません。そのため自然な笑顔ができるように練習するようにしたいものです。
経営において大事なことは、「口角を上げること」なのです。
経営者が明るいと会社の雰囲気が良くなる
「笑う門には福来たる」ということで、経営者が明るく振る舞っていると会社の雰囲気はパッと明るくなるでしょう。従業員のモチベーションにも影響してきます。
経営者がいくら優秀であっても、働いてくれるのは従業員なのですから、従業員のモチベーションをあげるために経営者が明るく振る舞うのはむしろ当然と考えたほうがいいです。
経営者がしてはダメなことはこんなにある!
売上は上がっているのに、会社の貯金である内部留保は一向に増えない…。これは経営がうまくいっているようでまったくダメな経営をしている典型的な例といえます。
救いなのは売上が伸びていることですが、売上を伸ばすためにしていることがダメなことが多いのです。
売上が上がっていると大丈夫と思っている経営者が多い
売上が上がるのはもちろん大事です。しかし、もっと大事なのは利益率です。
売上が上がっても原価も上がっていては、利益はまったく伸びないからです。経営者の中には利益が出ればすぐに従業員の給料を上げるといった人もいます。
しかし、安易な賃上げは中小企業の経営者がよくやることです。そういったことはボーナスなどで還元するようにしなくてはいけません。
売れるものを仕入れたら売れるのは当たり前
売上を伸ばすことは株価を上げるためにも必要です。しかし、そればかりを追求していたら儲るものももうからないのです。
売上よりも利益率を重視しなくてはいけません。売上が上がると消費税も追い打ちをかけてきます。
お金は常に巡っています。だからこそ経営者は常にお金のことを考えていないといけないのです。
まとめ
経営者がしなくてはいけないこと、大事なことは多いです。もっとも会社が継続していくためには、経営者の経営センスと従業員のがんばりです。
この二つがうまくかみ合って行かないと経営もどこかで行き詰まってしまうことでしょう。かといって経営者が従業員の方ばかり向いて賃上げを繰り返しても、売上は一時的に伸びてもどこかで頭打ちになってしまいます。
大盤振る舞いはボーナスだけにして常に運転資金を確保しておくのが経営者に求められることですね。