子供が帰省しない理由
子供と言っても、既に家庭を持っている年齢の人や地方から出てきたばかりの若い人までさまざまです。
帰省しない理由はそれぞれ異なりますが、一般的にどちらにも当てはまる理由を紹介しますね。
金銭的な理由
地方から大学で状況した場合、バイトをしながら生活をしている人にとって帰省費用は馬鹿に出来ません。そのため、帰省したいけど金銭的な理由で帰省出来ない人が多いようです。
さすがに「帰省するから、飛行機代や電車代をちょうだい」と親には言えないですよね。
面倒くさい
これは年齢問わずで挙げられている理由ですが「面倒臭い」というものがあります。仕事や勉強で頑張っている中、わざわざ人の多い飛行機や電車に乗って帰省するというのは考えられないようです。
ストイックな考え方ですが、普段仕事が忙しい人などは、電車や飛行機に乗って疲れるよりも少しでも身体を休めたいと考えている人が多いのではないでしょうか。
都合がつかない
帰省をするとなると、家庭がある人は全員の都合を合わせなくちゃいけないですよね。
しかし、最近は共働き家庭も珍しくないので、全員の都合を合わせるのはなかなか至難の業だったりするんです。そういった理由から帰省しないことを選ぶ家庭も多いようです。
帰省しないと親不孝なの?
帰省しない=親不孝者と言われがちですよね。でも、本当に帰省しないと親不孝になるんでしょうか?
こちらでは帰省しないと親不孝だと思われてしまうのかについて紹介します。
一般論としては親不孝になってしまう
一般論で考えると、帰省しない子供は親不孝と思われてしまうようですね。誰が決めたのかは分かりませんが、お正月やお盆は帰省するもの、という風潮があります。
それに逆らうことで「親不孝」と感じられてしまうのかもしれません。
すべての親が同じ考えでいるわけではない
帰省しない=親不孝とすべての親が考えているわけではないようです。
近すぎる場所に住んでいる場合、遠すぎる場所に住んでいる場合は、帰省すると言っても簡単に出来ないので「無理に帰って来なくてもいい」と言ってくれる親がほとんどです。
親不孝と思うのは、周囲であり、親自身ではないことを覚えておきましょう。
帰省しないことが将来帰ってくる?
帰省しないことを選んだ場合、将来自分の子供が帰省しない可能性があることも考えておきましょう。子供は親を見て育ちます。
親が帰省しなければ「お正月やお盆は帰省する」という考えが育たないのです。そのため、将来子供が家庭を持って家から出た場合、帰省しない子供になっているかもしれません。
帰省出来ない理由もある
帰省しないと言うのは簡単ですが、帰省出来ない理由もあるのです。
今回は帰省したくても帰省出来ない理由について紹介します。
小さな子供がいる場合
子供が赤ちゃんや、まだ目が離せないほど幼い場合は遠方に帰省するのは難しくなります。その理由として、子供が飛行機や電車の中で大人しくしてくれるとは限らないからです。
スーパーなどでも、追いかけっこをする子供を見たことがありますよね。それと同じで飛行機や電車の中で暴れようとする可能性があります。
帰省ラッシュ時は妊婦さんなどもいるため、子供によって被害をこうむる人が少なくありません。そういったことを考えて、帰省しないと選ぶ人もいるのです。
親不孝かは両親を見て学ぼう
自分が帰省しないことで、親不孝になるのかは親を見て学びましょう。自分の親が「帰省しなくてもいい」と考える人であれば、それは親不孝にはなりません。
なぜなら、本人がそう思っていることで「どうして帰って来ない」という考えがないからです。周囲の視線は気になるかもしれませんが、周囲を気にして帰省されても親としてはあまり嬉しくないですよね。
渋々帰省すると「そんな態度を取るなら帰省しなくていいよ」と親に言わせてしまうかもしれません。そのことがきっかけで家族仲も悪くなる可能性があるので気をつけましょう。
帰省は無理にするものではない
帰省は「自分で帰省したい」と思わないといけません。誰かに言われたから、言われそうだから帰省したとしても本人の面倒臭さが出てしまいますし、逆に親に気を遣わせてしまう可能性があります。
そのため、イヤイヤ帰省するのではなく、自分が帰省したいと思った時に帰省しましょう。人混みが苦手であれば、混雑しなくなった頃に帰省してもいいのではないでしょうか。
まとめ
親不孝と言う人は他人で、意外と親は子供が帰省しないからと言って親不孝とは感じません。そんなことを思う人であれば、子供をよそに行かせたりしないからです。
周囲ばかり気にして、親からの言葉を聞き逃さないようにしましょう。もし、自分が気になるのであれば、電話だけでもしてあげるといいかもしれませんね。
子供から電話や手紙などが届けば、親としては嬉しいものです。周囲を気にするのではなく、自分が親に何をしたいかということで考えましょう。