量質転化とは
まずは、量質転化の概要や特徴についてみてみましょう。
量質転化について
実際のところ、どのぐらいの人がこの量質転化というものを知っているんですかね?
量質転化っていうのは要するに、量は質になる、量をこなすと質が上がってくるっていう単純な話です。
ネットビジネスにおいて
ネットビジネスの世界でも、この量質転化ってことは結構言われてるんですね。
たとえば、記事を書けば書いていくほど、だんだん質は上がっていきますよと。
動画とかでも、動画を撮れば撮るほどコンテンツは上がっていきますよ、ということが、よく喧伝されています。
ぼくがその意見に反対する理由
ただ、ぼくはですね、この意見に反対なんです。
この量質転化って、結果論でしかないよねって思ってるんですね。
なんでかって言うと、質が悪い状態で量をこなしても無意味だからなんです。
量質転化の問題点
では、その問題点を具体的にみていきます。
量質転化のポイント
量質転化っていうのは、ある程度質が担保され、保証されてる状態。その状態じゃないと意味がないわけですね。
質がよい状態で、量をこなすのが大事なんです。
たとえば、野球でいったら、野球の素振りをしたことがない人が、いきなりバッターボックスに入ってひたすら練習をしても、うまくならないですよね。
それよりは、最初はバットの振り方とか、そういうものを覚えてからバッターボックスに入ったほうが、ぜったいうまくいくんです。
量をこなせばいいのか
量質転化、量は質に転化するんだってことを聞いて、ただたくさん量をこなせばいいんだ、そうすれば記事とか、動画とかもどんどんうまくなるんじゃないか、と思ってる人もいるかもしれません。
でもそれって、結果論でしかないんですよね。
ある程度の、最初の型がない時点で行動しても無意味なんですよ。
だってこれって、一歩まちがえたら気合をだして、とにかく量をこなせばうまくなっていくっていうだけの根性論じゃないですか。
質が悪ければ意味がない
ぼくは受験のときは、1日10時間とか、けっこう勉強してました。
時間をかけてどんどん勉強すれば成績が上がって、勉強の効率も上がると思ってたんですね。でも、そんなことはなかった。
要するに、質が悪い状態でただ勉強時間を増やしていっても無意味だったんです。
ネットビジネスも同じです。
型を意識せずに行動することは、無意味な遠回りでしかありません。
暗黙の了解
確かに、この量質転化は、ある程度質が良い状態で量をこなしていけばあてはまるのかもしれません。
でも前提として、質ができてる状態が必要だ、ってことが、もう暗黙の了解みたいにあるわけです。
一方で言われた読者の人は、その暗黙の了解があることはわかりませんから、ただ量をこなしていけば、質に転化すると思いがちです。
そこは一歩まちがえるとマジで死ぬんで、気をつけておいてください。
一点集中
今度は、もう一つの、一点集中の方法を考えていきます。
ぶれやすい時代に最適な方法
一点集中の方法というのは、今の時代にとてもあった方法なんですよね。
今の時代は誰でもブログやSNSで情報発信をすることができるようになり、情報が世の中にあふれています。
そして色んなものがこれは正しいですよとか言っているので、それが本当に正しいのか聞いている人にとってはわからないわけですよ。
だからこそそんなぶれやすい時代の今では、一点集中が求められているわけなんです。
まずは結果を出す
ぶれているのはエネルギーが分散している状態です。
ひとつに集中できないので、ひとつひとつの結果が出るのが遅くなる。遅くなると悪循環になるわけです。
どういうことかというと、あまり行動しない人の結果が出ているように見えて、自分はこんなに動いているのに結果が出ないぞとなって気分が落ちるわけですよ。
気分が落ちるとエネルギーも落ちて、結果が出せないという悪循環に陥っていきます。
じゃあ逆に一点集中にすると、ひとつのことで結果が出せるので「俺できるじゃん」という感じでのっていくわけですよ。
そうすると他のことにエネルギーをそそげるようにもなり、成功するわけです。
まずは一点集中で何かに取り組むということが大切。そこで大きな結果を出すことが好循環につながります。
意識の一点集中
そうは言っても今はやるべきことがあって、それどころじゃないよという人もいると思うんですが、そういう人にオススメなのが意識の集中です。
どんなに忙しくても、せめて意識くらいはひとつに絞ってやる。
収入を上げたいならそれに向けてやる、新しいことを始めるんだったらそれに意識を向けてやるとか、意識だけでいいんですね。
行動ができれば理想なんですけど。まずは意識を定めるということが大切です。
何でかというと、意識っていうのはエネルギーを使うんですよ。行動にエネルギーを使うのはもちろんなんですけど、意識するというだけで人はエネルギーを使います。
例えば朝起きて「今日も仕事だ」とか「今日は雨だ」とか思ってる時点で、行動していないのにエネルギーってどんどん消費されているんですね。
まずは意識のベクトルを定めて、無駄なエネルギーを使わない。意識の断捨離ですね。
まとめ
ということで今回は、質が悪い状態で量をこなしても意味がない。量質転化っていうのは、結果論でしかないんだよって話。
そして、今の時代にあった一点集中の方法を使って結果を得ようという内容を書いてきました。
今は情報発信者が増えてるので本当にぶれやすいんですね。
だからこそまず私は何をやるべきかということを考えて、その質を意識するのと合わせて一点集中で取り組むことを大切にしてほしいと思います。